アクティビティモニタ

メモリだったりCPUだったり

 夏になり、Macの状態が気になる時期です。筆者も夏を前に『MacBook』の掃除をしました。それでも、CPUの使用率や温度、メモリの使用状況などは気になるところです。しかし、いちいち『アクティビティモニタ』を開くのは大変ですよね。

 そこで今回は、メニューバーからCPUやメモリの状態を確認できるアプリを三つほど紹介したいと思います。メニューバーに常駐させておくことで、パソコンに異常が起こった時にすぐ気付くことができますしね。

シンプルな『MenuMeters』

 まずは一番シンプルなこの『MenuMeters』から。メニューバーにCPUの使用率、メモリの使用状況、ネットワークの速度などを表示させることができます。今回紹介する三つの中では唯一、設定画面が日本語なので、非常に分かりやすくなっています。特に複雑な設定も要らないため、とりあえず使ってみたいなという人にはオススメです。

menumeters_menubar

 設定は環境設定の画面から行います。かなりシンプルな感じです。

menumeters_pref

 ただ、CPUの温度などは測定できず、あくまでシンプルな機能のみになっています。OSは『Tiger』以降に対応。『Mountain Lion』にも既に対応済みということです。

必要十分な『atMonitor』

 次に紹介するのは『atMonitor』です。CPUやメモリの使用率はもちろん、CPUの温度も表示させることができます。Dockの表示もアクティビティモニタみたいに変更することができます。

atmonitor_menubar

 設定画面は全て英語です。設定の仕方も複雑で、最初は戸惑うところが多いかもしれません。正直筆者も機能のすべてを使いこなせてるとは言えません。基本としては、“Preferences”画面で“Activity Viewer”の“Visible”の欄にチェックを入れればメニューバーに表示されます。

atmonitor_pref

 フローティングウィンドウを表示させることもできます。画面の大きいパソコンを使っている人にはいいかもしれません。こちらもメニューバーのと同様に表示する項目を色々と設定することができます。

atmonitor_float

 ただ、これは筆者だけなのかもしれませんが、起動が不安定なことがあります。ログイン時の起動項目に設定しているのにちゃんと起動しなかったりとか。あと、CPUの動きをメニューバーにグラフとして出すことはできません。グラフとして見たい場合はフローティングウィンドウのみになります。

 PPC用のもまだ配布されています。『Mountain Lion』でも動作確認済みです。

値段に見合う高機能の『iStat Menus』

 最後に紹介するのは『iStat Menus 3』です。基本的な機能は先ほどの二つとそれほど変わりませんが、それぞれの機能のレベルがかなり高くなっています。温度はパソコン内部の各部分の温度を見ることができますし、CPUやメモリの状態もかなり詳しく、それも簡単に確認することができます。

istatmenus_menubar

 設定画面は英語ですが、『atMonitor』よりはとっつきやすいです。iOSみたいなインターフェースで表示のON/OFFを切り替えます。こちらもグラフの色を変えることができます。

istatmenus_pref

 ただしこの『iStat Menus』、シェアウェアです。お値段16ドル。試用期間が14日あるので、試してみてこれはいいなと思ったら購入してみてはいかがでしょうか。OSは『Snow Leopard』以降に対応しています。『Mountain Lion』も大丈夫です。

おわりに

 そんな感じで筆者が知っている便利な三つのアプリを紹介させていただきました。これ以外にも便利なメモリ監視アプリはあるかもしれません。もしご存じの方がいましたら、ぜひ教えて下さい。