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焦らしプレイの末に

 とうとう発表になりました、『iPad mini』『MacBook Pro Retina Display』13インチ(以下『MBPR13』)。『iPhone 5』と一緒に発表されるんじゃないかとか、17日に発表会が開催されるんじゃないかとか、『MBPR13』はこっそり発売されるんじゃないかとか、ほんといろんな噂がありましたよね。

 そんな焦らしプレイの末、24日(現地時間だと23日)に『Special Event』が開催されました。しかも今回は公式で生放送があるという、かなり嬉しい感じになりました。今回もそんなイベントの中から、筆者が個人的に興味を持ったことを中心に紹介したいと思います。

 ちなみに、今回の発表の動画はAppleの公式サイトから見ることができます。

13インチの『MBP Retina』は“Pro”の名に相応しいのか?

 『MBPR13』の噂が流れた時に、筆者が心配していたのはグラフィックボードでした。普通の『MBP』や『MBA』のオンボードグラフィックでは、2560×1600の画面を動かすのは難しいのではないかと思ったのです。しかし、残念ながら『MBPR13』に乗せられたのは『Intel HD Graphics 4000』のみでした。『Ivy Bridge』だと大丈夫なのでしょうか? その辺は、実際にグラフィックに負荷がかかる作業をしてみないと分からないですね。それ以外はすべて『MBPR15』がちょっと小さくなった感じです。まあ、一番売れている(らしい)『MBP』の13インチの進化版なので、かなり“買い”な商品なのかなとは思います。1.6kgもかなり良い感じの重さですしね。

 それと、これを機に『MacBook』シリーズのラインナップを整理してくれることをちょっと期待していたんですが、ダメでしたね……。

『Mac mini』と薄くなった『iMac』はMacの稼ぎ頭となりうるのか?

 『Mac mini』はちょっとだけアップデートされました。グラフィックが独立のモデルが無くなっちゃったのはちょっと残念でしたね。まあ『Ivy Bridge』になったので、やっぱり大丈夫なのでしょうかね。

 そして新しい『iMac』です。今回はこれに一番びっくりしましたね。まさかあんなに薄くなるとは思いませんでした。まああんなに薄くする必要はあったのかっていう話ではあるとは思いますが、HDDも新しくなり、『Ivy Bridge』にもなり、そしてあの見た目ですから、インパクトがありましたよね。発売が11月から12月らしいですが、かなり楽しみです。

『iPad mini』はタブレットの完成形となりうるのか?

 『iPad mini』なんですが、わざわざこれを出すってことはやっぱりこれはAppleとしての“タブレットとしての完成形”なのかなと思います。それは性能面よりもむしろ大きさ、重さ、薄さを重要視しているように思います。速さももちろん体感するんですが、ずっと持って使うものですから、やっぱ重さは大事ですし、見るためのディスプレイの大きさも大事です。この7.9インチの大きさのディスプレイ、300gという重さは、“人間に一番フィットするタブレット”という問いに対するAppleとしての回答なんじゃないかなと個人的に思います。なので、カタログスペックだけで判断するのではなく、実際に店頭に行って、触って、重さを確認して、その使いやすさを確かめてもらいたいですね。筆者もタイミングを見て、触りに行きたいかなと思います。発売は11月の頭だそうです。

 ただまあ、サイズとかを完成形に近づけるのは分かるんですが、このスペック(特にCPU)だと、もう少し安くしてほしかったなぁってのはありますね……。

おわりに

 今回のイベントも筆者は非常に楽しめました。やっぱり、夜中にTwitterのタイムラインでワイワイ盛り上がるのは楽しいですね。『MBPR13』は結構欲しかったりするんですが、まあまたお金の都合が付けば買いたいですね。それと、以前には「Mac初心者はこれ見とけ! 絶対に間違えない『MacBook』の選び方」というエントリも書きましたが、新製品も出たことですし、また選び方の記事も書きたいです。他にも「こんなことが読みたい」っていうのがある人は、ぜひコメント欄かTwitterでコメントしてくださいね。