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マイフェイバリットサービス『Pocket』

 筆者が最近よく使っているサービスが『Pocket』です。

 この『Pocket』、少し前までは『Read It Later』という名前のサービスでした。こちらはもう本当に名前のとおりですよね。この名前が示すとおり、Webページを保存しておき、“後で読む”ためのサービスです。

 さて、『Pocket』と似たサービスに『Evernote』のWebクリップ機能があります。Webページを『Evernote』に保存して、どこからでも読むことができるようにできます。この『Pocket』と『Evernote』の二つのサービス、似ているようで、微妙に使い勝手が違い、それによって目的も違ってきます。筆者も、この二つを使い分けています。そこで今回は、実際にどんな感じで使い分けているのかを紹介したいと思います。

長く、何度も見るページは『Evernote』でWebクリップ

 何度も見直すようなページなら、『Evernote』に保存しましょう。『Evernote』に保存した書類は、特に何かない限りは消したりしませんよね。という訳で、長く保存しておきたいページにむいています。保存したページはテキストデータとなるので、後から編集しやすいのもメリットですね。

 さて、『Evernote』にWebページを保存するには、Webクリップの拡張機能を使います。『Safari』『Google Chrome』『Firefox』『Internet Explorer』での拡張機能が用意されています。それ以外のブラウザでも、ブックマークレットを使うことで保存することができます。

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 保存したデータはパソコン・スマホのどちらからでも見ることができます。この辺は普通の『Evernote』のデータと同じですね。

 筆者の保存例としては、何かの手順書や指南書(のような記事)などですかね。このようなページは何度も見ながら確認したいので、『Evernote』に保存しています。

気軽に後で読みたいページは『Pocket』

 逆に、ちょっと気になるようなくらいのエントリを一時的に保存しておくのには『Pocket』が向いています。『Pocket』には“Archive”機能があり、読み終わったら“既読”にすることでページをこのArchiveに送り、一覧から削除することができます。読み終わったらどんどん既読にして、Homeにはページを残さないのが『Pocket』の基本的な使いかたとなります。

pocket_01

 『Pocket』の良い点として、URLを展開しなくても保存できる点が挙げられます。『Twitter』などを見ていて、「お、これ面白そうだな、あとで読もうかな」と思った時に、気軽に保存して後で読むことができます。上の画像は『Tweetbot for Mac』で保存しているところです。これからも分かる通り、結構いろんなアプリが『Pocket』に対応しており、特にスマホのアプリは結構対応してるものが多いイメージです。

 こちらの『Pocket』も『Safari』『Chrome』『Firefox』でブラウザ拡張機能が用意されています。また、他のブラウザでもブックマークレットを使うことで保存出来ます。ちなみに筆者の『Chrome』には『Pocket』と『Evernote』が並んでいます。

pocket_evernote_chrome

 なお、筆者はMacアプリ版は使っておらず、パソコンではWebブラウザで保存したページを見るようにしています。基本的にはオリジナルページを見たいですしね。

 筆者の使用例としては、ちょっと後で見直したいページ、例えば夜中にスマホを使っている時に見つけたMac用のアプリのセール情報などは『Pocket』に保存するようにしています。これなら次の日にアプリをダウンロードした後、すぐに既読にできますよね。飲み会の地図とかも同様です。また、オリジナルページを見ることに意味があるページも、こちらで保存しています。『Evernote』に保存したページは最新の情報には変更されませんからね。例えば、新製品の情報ページなど、ブックマークするほどではないけれど、時々確認しておきたいページとかです。

おわりに

 ここまで書いていて思ったんですけれど、この二つのサービスは名前の付けかたがサービスの内容をぴったり表していてイイですよね。『Pocket』は本当に“ポケット”に入れるように気軽に、『Evernote』は“ever”の通りいつでも見たいページを保存します。この二つだけでなく、その他のサービスでもそうなのですが、一見役割が同じなアプリやサービスでも、特色を見極めると両方使い分けるという選択肢が見えてくることがあります。みなさんもいろんなサービスを試してみて、自分なりの使いかたを見つけてみてください。