なんとなく振り返る

 こんばんわ、けいが (@keiga_ascii) です。みなさんは『Twitter』を使っていますか? 筆者は2009年の5月に始めて以来、かなりの頻度で『Twitter』を利用しており、もはや生活の一部になっちゃった感すらあります。

 で、『Twitter』をヘビーユーズするにあたって便利なのが“Twitterクライアント”です。アプリの形を取るもの、Web上で見れるもの、Webブラウザのプラグインの形を取るものと様々ですが、いずれにしても公式アプリよりも使いやすいはずです。これを使わないのは勿体無いです。

 そこで今回は、筆者が今までパソコンや携帯電話、スマホで使ってきた『Twitter』のクライアントを、色々と紹介したいと思います。

Windowsでは『Tween』最強だった(過去形)

 昔、Windowsを使っていた時には、『Tween』を使っていました。

 フィルター機能やキーボードショートカットも充実していますし、ぬるぬる動いて気持ちよかったんですが、UIがシンプルなのに設定する項目が多すぎてちょっと使いにくかったのと、タイムラインで呟きを選択しないと全部表示してくれないので可読性が悪く、広告が表示され始めたのもあって、かなり長く使っていたんですが別のクライアントを探し始めました。

 この頃になるとWindowsだけでなくMacも使うようになっていました。で、どちらでも共通して使えるクライアントが良かったので、いろいろ調べてみたところ、『Saezuri』というアプリが見つかりました。

 こちらはUIがとても綺麗で、全体的に凝ったデザインなので、そこそこ整った仕様もあってしばらく使っていました。ただ、ウインドウの横幅が変えられないのが残念だったので、Macで別のクライアントを探してからは使わなくなってしまいました。API1.1に対応したv1.0は試しに使ってみたんですが、UIの方向性が……って感じでした。もうすぐ出る『Saezuri 2』に期待ですね。

 久しぶりにWindowsを使い出した時、知り合いに勧められて『Krile』を使い始めました。

 “超越者向け”を名乗るだけはあり、かなり細かい設定が可能なマルチタブ・マルチカラム対応のほか、“post規制”に対して非常に注力して作られており、規制まで後どれくらいを表示したり、規制された時に設定したもう一つのアカウントに自動的に移行するなど、とにかく呟きまくる人にはありがたい仕様になっています。筆者はそこまで呟きまくる感じではないので、ハッシュタグ記憶機能を活かして、実況をするときによく使っています。

Macでは「これ!」といったものが見つからず……

 Macで最初に試したのも『Saezuri』でした。公式アプリを試したりもしましたが、この頃になるとマルチカラムがいいなあと思うようになっていたので、なにか別のがないかなと探していました。

 そこで見つけたのが『Janetter』でした。最初に使い始めたときは機能の多さと、それに比例するようなバグの多さに驚いたものです。それでも、マルチカラムの使い勝手と、かゆいところに手の届く設定項目の多さで、かなりヘビーユーズするようになりました。Windows版もあり、Windowsでも使うようになりました。

 しかし、やはりバグが多かったこと、またCPUの使用率がかなり多かったことで、他のクライアントも色々と試してみるようになりました。名作の黄色『TweetDeck』を試したりもしましたが、カラムの幅が最適化されないのと、改行が表示されないのがネックでした。もちろん、青色『Tweetdeck』は論外でした。で、ちょうどその頃、iOS用のクライアントとして有名な『Tweetbot for iPhone』のMac版『Tweetbot for Mac』のβ版が無償配布されているという話を聞き、試してみることにしました。

 最初のバージョンはマルチカラム機能がなく、まあ使い勝手は良くなかったんですが、バージョンを経るごとにマルチカラムに対応し、ショートカットキーにも対応しと、どんどん使い勝手が良くなっていきました。公式リリースを楽しみにしていたんですが、発表されるとその値段に驚かされました。iOS版と同じくらいの値段(250円)かなと思っていましたが、まさか1700円とは……。まあ買っちゃったんですけれどね(笑)。

 でまあ、最近は『Tweetbot』ばっかり使っています。使っていてドキドキするUIの美しさがありますしね。ただやっぱり、『Tweetbot』はその値段がネックですね。『Janetter』は無料ですし、v4.0以降はCPUの使用率もだいぶ下がりました。前には「どうしても手放せない」とか言ってたんですけれどね……(笑)。『iPod touch』でも『Tweetbot for iPhone』を使っています。

携帯では

 ガラケーを使っていたときは『yubitter』が最強でした。必要な機能が全部揃っていますし、今でも通用するんじゃないかと思っています。

 Androidの『IS01』を買ってからは、『twicca』をずっと使っていました。

 『twicca』は本当に便利で、有志が作ったプラグインを入れることによってどんどん自分好みにアレンジできるのが楽しくて、一時期はパソコンでAndroidの仮想環境を作ってそこで『twicca』を動かそうと本気で考えていました(笑)。ときどき『Seesmic』も使っていましたが、まあこれはおまけみたいなもんでしたね。公式アプリも少し試したけれど、あまり使いやすいとは思いませんでした。やはり『twicca』は素晴らしく、『IS01』から買い換えるときは『twicca』が使えるということで『iPhone 4S』ではなくAndroidの『Xperia acro HD IS12S』にしたくらいです。

 しかし、『Tweetbot for Mac』を使っていて、やはり横スワイプができるクライアントがいいなということになり、それができるマルチカラムのクライアントが無いか探してみると、『twitcle』というアプリが見つかりました。

 『twicca』はプラグインを入れて自分好みに改造していく感じでしたが、『twitcle』は最初から非常に多機能で、機能面で特に不便を感じたことはありません。『twitcle』はユーザー数の上限に達して、新しいユーザーは登録できません。筆者は現在は有料版の『twitcle plus』を使っています。

『Twilog』と『recto』

 おまけとして、過去の自分の発言を記録しておくサービスとしては、『Twilog』『recto』があります。

 『Twilog』は自分の過去の呟きを全部取得してくれますし、分析機能や検索機能も優れています。ブログ形式なので非常に見やすいのもいいですね。ただし、鍵アカウントのデータを取得することはできません。

 鍵アカの人はこの『recto』を使いましょう。これなら鍵アカの発言も保存しておくことができます。また、自分をフォローしている人も、『recto』に登録すれば自分の過去の呟きを見ることができるようになります。ただし、最初に取得されるのはAPIの関係で直近の600ツイートのみです。

おわりに

 『Twitter』とクライアントは切っても切れない関係です。これまであまりクライアントにこだわらず、公式アプリを使っていたという人も、一度試しに人気アプリを使ってみると面白いかもしれません。きっと、『Twitter』との接し方が変わると思いますよ。