変更できません

 iOSを少しでも使ったことがある人ならわかるかと思いますが、iOSではデフォルトのブラウザを『Safari』から変更できません。パソコンなどでも人気な『Opera』や『Sleipnir』、『Lunascape』のiOS版はありますが、それらをデフォルトのブラウザにはできず、何かしらのアプリでURLを開こうとすると、必ず『Safari』が起動します。もちろん、パソコンで一番人気のブラウザと言っても過言ではない『Chrome』もです。

 しかし、さすがに人気のあるブラウザということもあり、『Chrome』でURLを開く設定を持っているアプリがいくつかあります。今回は、そんなアプリをいくつか紹介したいと思います。

『Chrome』とつながるアプリたち

Twitterから『Chrome』に飛ぶ

 筆者の使っているメインのTwitterクライアントは『Tweetbot』です。Mac版との強力な同期機能が便利だからですね。TwitterをやっているとURLが流れてくることも多く、そこから『Chrome』に飛べると便利ですよね。そんな設定が実はあります。

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 “設定”→“ブラウザ”からブラウザを設定できます。『1Password』でも開けるのはおもしろいですね。

メールから『Chrome』に飛ぶ

 Gmailメールクライアントでも『Chrome』で開けるものがあります。メールで送られてきたURLを開くときに重宝します。『Boxer』はちょっと高いですが、そのぶん機能は充実しています。無料版の『Boxer Lite』もありますので、ぜひ試してみてください。『Mailbox』は以前使っていたんですが、スター付きのメールが見られないのが辛いんですよね。

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 『Boxer』は“Settings”→“Advanced”→“Default browser”で変更できます。

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 『Mailbox』は“Settings”→“Preferences”→“Default Browser”で変更できます。

RSSリーダーから『Chrome』に飛ぶ

 RSSリーダーでも使えるものがあります。気になったページを『Chrome』で開けたら便利ですよね。筆者が一番愛用している『Byline』でも使えます。こちらも無料版『Byline Free』があります。『Feedly』のiOS版でも使えますし、RSSリーダーとは違いますが『Pocket』でも使えます。

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 『Byline』では、右下の共有ボタンから“Chromeで開く”を選べば開けます。

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 『Feedly』も、右上の共有ボタンの中に『Chrome』のアイコンがあります。

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 『Pocket』は、右下から2番目の共有ボタンの中の“Google Chrome”で開けます。

『Chrome』側からもワンボタンで戻れる

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 別のアプリから『Chrome』を開くと、『Chrome』側からもワンボタンで戻れます。いつもの左上にある戻るボタンがそのままアプリに戻るボタンになります。

おわりに

 そんな感じで、iOSでも『Chrome』を有効活用できます。実際、スマホを使ってURLを開くのなんて、Twitterで流れてきたリンクを踏むかメールに書かれてるリンクを踏むのが大半だと思うので、今回紹介した使い方で不便を感じていることはあまりないですね。パソコンで『Chrome』を使っていて、iPhoneやiPadでリンクを共有したいという人はぜひ試してみてください。

【2015/04/27 追記】『Chrome』で『1Password for iOS』の拡張機能が使えるようになりました! めっちゃ便利です!