via MIKI Yoshihito (´・ω・)

パ・リーグファンにはおなじみ

 プロ野球ファン、特にパ・リーグに贔屓チームをもつ人の中には、『パ・リーグTV』にお世話になっている人も多いのではないでしょうか。

 毎試合のライブ中継はもちろん、終わった試合のイニングごとの視聴や、珍プレー集などの特集動画など非常に充実していますので、楽天イーグルスファンの筆者も毎日お世話になっています。交流戦のときなんかは、セ・リーグのホームゲームだと試合が見れなくて禁断症状が出そうになってしまいました(笑)。楽天だと、チームのファンクラブに入るとお得になるんでオススメです。

 そんな『パ・リーグTV』、スマホ版もあり、スマホからライブ中継を見られるのですが、こちらは少し残念な仕上がりになっています。そのユーザーアンフレンドリーさはUXを考える上では悪い見本と言ってもいいくらいなので、紹介したいと思います。

手順多すぎ!

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 こちらは『パ・リーグTV』のトップページ。現在行なわれている試合の情報が表示されています。ライブ中継がされている試合を見ようとタップすると……。

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 “ライブを見る”という表示に切り替わります。このワンクッション、まったくもって意味がありません。誤タップを避けたいのかどうか知りませんけれど、すぐにキャンセルできる行動に確認は必要がありません。今回の場合、間違えてタップをしてしまったらブラウザの戻るボタンを押せばいいだけなのです。

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 PC版のマウスオーバーの表示と合わせたかったのかもしれませんが、そもそも別物なので合わせる必要がありません。

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 で、“ライブを見る”をタップすると、ログイン画面に飛ばされます。この『パ・リーグTV』、複数の球団の権利が絡んでいるからかもしれませんが、すぐセッションが切れてやたらログインが促されます。筆者は1日に2回パスワードを聞かれたこともあります。これで本人確認をしているつもりなのかもしれませんが、そもそもこういったログイン画面は端末にログイン情報が残っているので、本人確認になっていません。

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 PC版でも同じくです。“次回からメールアドレス・パスワードの入力を省略”というチェックマークがあるのに、毎回余分な1クリックが必要になります。

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 で、パスワードを入力し終わってもまだ動画が見れません。ライブ中継か、終わったイニングの動画かを選択しなければいけません。試合中にこの画面に来る人の80パーセント以上は今まさに行なわれている試合を見たいはずなので、デフォルトでライブ中継に飛ばしてもらいたいものです。ボタンのつくりもおかしいですよね。縦に並べるとどちらが重要かわかりにくくなりますし、終わったイニングの動画のボタンのほうが大きくなっていますし。

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 そしてようやく中継画面に到着……と思ったら、まだアクションが必要です。ライブ画面の真ん中の再生ボタンを押さないと動画が始まりません。

 と、トップページからライブ中継を見るのに5回タップが必要です。この回数はウェブサービスとしてみると多すぎですね。うまくデザインすれば2回くらいにはできそうな気がします。

おわりに

 そんな訳で、最近はスマホではほとんど『パ・リーグTV』を使っていません。前記の手順にプラスしてどうしても必要なアプリ起動→ブックマークを選択という2手間がかかるわけですから、相当面倒くさいですよね。ウェブサービスをデザインするときには、実際にユーザーが使うときにどれくらい面倒に思わないかという部分も考える必要があるということがよくわかる事例だと思います。