ライトノベル

最近読んだラノベ──『ソードアート・オンライン』とか『暦物語』とか──

話が大きく盛り上がりを見せた『ソードアート・オンライン』12巻

ソードアート・オンライン (12) アリシゼーション・ライジング (電撃文庫) ソードアート・オンライン (12) アリシゼーション・ライジング (電撃文庫) [文庫]
著者:川原礫
出版:アスキー・メディアワークス
(2013-04-10)

 “アリシゼーション”編も早くも4作目。しかし話はまだまだ続きそうな感じです。今回は“ライジング”のサブタイトルの通り、セントラル・カセドラルをキリトとユージオの二人が昇っていきます。前半はカーディナルによる昔話、中盤以降は整合騎士とのボスラッシュです。シンセシス・セブンとの戦いでのキリトの“スピニングシールド”には非常に笑わせてもらいました(笑)。やや強さのインフレが起きてるような気もしないでもないですが、話は非常に盛り上がってきています。特に、視点の切り換えがなかなか上手かったと思います。そして最後はまた物凄い角度で終わりました。早く13巻を読みたいです。

 ところで、“プログレッシブ”の方の続きはどうなってるんでしょうか……(笑)。

“道”をテーマにした短編集『暦物語』

最近読んだラノベ──『IS』とか『新約 とある魔術の禁書目録』とか──

“リブート”しても内容は変わらず『IS〈インフィニット・ストラトス〉』8巻

IS〈インフィニット・ストラトス〉 8 (オーバーラップ文庫) IS〈インフィニット・ストラトス〉 8 (オーバーラップ文庫) [文庫]
著者:弓弦イズル
出版:オーバーラップ
(2013-04-24)

 長かった中断から“リブート”した本作、7巻の内容も若干忘れ気味でしたが(笑)、作品の雰囲気は以前のまま。口絵はあまりに狙いすぎてて最初に見た時には思わず笑ってしまいました。本編もなかなかニヤニヤできる展開で、バトル的な展開ではこれまであまり見られなかった千冬のバトルシーンがちょっとだけですが見ることができていい感じでした。

食蜂が活き活きとしてた『新約 とある魔術の禁書目録』7巻

最近読んだラノベ──『ゴールデンタイム』とか『ココロコネクト』とか──

腹を抱えて笑わせてもらった『ゴールデンタイム』6巻

ゴールデンタイム (6) この世のほかの思い出に (電撃文庫) ゴールデンタイム (6) この世のほかの思い出に (電撃文庫) [文庫]
著者:竹宮ゆゆこ
出版:アスキー・メディアワークス
(2013-04-10)

 傷心の香子、どうしたらいいのか分からない万里、そして閉ざされた記憶……。と書くとシリアスっぽいですが、内容はいつものごとくゆゆ子先生の暴走文体(褒めてます)に彩られた、シリアス展開をぶっ飛ばすような小ネタ満載の抱腹絶倒(やや誇張)の1冊です。本筋としては、万里がようやく過去の自分と向き合う決意をして、新たな一歩を踏み出しました。果たして万里の記憶はどうなるのか、戻ったとしてどんな選択をするのか、今からとても楽しみです。

“外”への繋がりが生まれた『ココロコネクト アスランダム』下巻

最近読んだラノベ──『とある飛空士への誓約』とか──

「えぇーっ!」な展開の『とある飛空士への誓約』2巻

とある飛空士への誓約 2 (ガガガ文庫) とある飛空士への誓約 2 (ガガガ文庫) [文庫]
著者:犬村 小六
出版:小学館
(2013-02-19)

 1巻がほぼ丸々序章だったので期待して読み始めたんですが、物凄い展開の連続で付いていくのに必死で一瞬で読み終わってしまいました。内容が内容なので中身にはあんまり触れないようにはしますが、読み終わった後に表紙を見ると「あぁ、おぅ……」ってなっちゃいます(精一杯のネタバレ)。読み終わってからすぐに1巻を再読するくらいには引きこまれてしまいました。本当に、大きな物語としてよく練られているなぁという印象です。そして、この状態で3巻を待てっていうのは本当に拷問に近いので、なるべく早く3巻を出してくださいよろしくお願いします(笑)。

話の転換点になりそうな『デート・ア・ライブ』6巻

最近読んだラノベ──『新約 とある魔術の禁書目録』とか『ビブリア古書堂の事件手帖』とか──

麦野も活躍『新約 とある魔術の禁書目録』6巻

新約 とある魔術の禁書目録(6) (電撃文庫) 新約 とある魔術の禁書目録(6) (電撃文庫)
著者:鎌池和馬
販売元:アスキー・メディアワークス
(2013-01-10)

 前巻からの続きで、一端覧祭とフロイライン・クロイトゥーネ編。久しぶりに垣根帝督も登場し、物語は相変わらず大ボリュームで突っ走ります。麦野の出番が多くて可愛かったのでそれだけでもうお腹いっぱいでした。新キャラがどんどん出てくるんで、名前を覚えるのがメチャクチャ大変です(笑)。ただ、目次にちょっとミスがあったのが残念でしたね。この1冊自体の落とし所は綺麗に決まったと思います。

 ところで、インデックスさんの出番がマジでなくなってるんですが……(笑)。

初の長編『ビブリア古書堂の事件手帖』4巻