各キャラの本音が見える『ゴールデンタイム』番外
ゴールデンタイム番外 百年後の夏もあたしたちは笑ってる (電撃文庫) 著者:竹宮ゆゆこ 販売元:アスキー・メディアワークス (2013-01-10) |
時系列としては5巻よりも少し前、海に行く前の中篇集です。やなっさんの汚部屋で起こった事件「光央の部屋」、万里の友人の“師匠”と岡ちゃんと香子のドタバタ劇でサブタイトルにもなっている「百年後の夏もあたしたちは笑ってる」、NANA先輩に振り回される万里の「サマーナイトツアー」の3本が収録されています。どの話もキャラクターが本当に“生きてる”って感じで、竹宮先生のノリの良い文章も相まって読んでる間中ずっと笑い転げていました。この一冊で、各キャラのことが今までよりももっと好きになりました。個性がすごく分かりやすい一冊です。さて、本編の6巻にも期待したいですね。