ライトノベル

今年の文庫版『おいしいコーヒーのいれ方』も2冊同時刊行!

毎年この時期は『おいコー』の季節!

 筆者がこの時期(と言っても6月頃ですが)に一番楽しみにしていることといえば、文庫版の『おいしいコーヒーのいれ方』です。毎年、最新の単行本と合わせて発売されるのを楽しみに待っているのです。特に去年からはJブックス版が年2冊刊行に変わったことにより、文庫版も6月に2冊同時刊行に変わりました。

 そして今年発売された2冊もようやく読めたんで、その感想をつらつらと書いていきたいなと思います。

一気に話の飛んだ『雲の果て』

最近読んだラノベ──『ベン・トー』とか『僕は友達が少ない』とか──

シリーズ物としての面白さを見せてきた『ベン・トー』9巻

 アニメも終わって少し落ち着いた時期の今作。シリーズも長くなり、これまで登場してきたキャラクターも増えてきたということで、登場人物の特徴を生かした話になっていたと思います。話の中で目立っていたのは表紙にも出ている真希乃と茉莉花で、特に真希乃は可愛すぎてヤバかったですね。それぞれのキャラクターの魅力がきちんと出ると物語は勝手に面白くなっていくんだなということがよく分かる一冊でした。ストーリーとしてはなんだかシリアスな方向に向かっていますが、読者を笑わせることだけは忘れてほしくないなぁと思うわけです。いや、十分笑えてるんですけれどね。

想像の斜め上どころか真上に向かう『僕は友達が少ない』8巻

最近読んだラノベ──『ココロコネクト』とか『ふたりの距離の概算』とか──

アニメも始まった『ココロコネクト ステップタイム』

ココロコネクト ステップタイム (ファミ通文庫) ココロコネクト ステップタイム (ファミ通文庫)
著者:庵田定夏
販売元:エンターブレイン
(2012-06-30)
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 アニメも始まったばかりの本作、前巻の予告にもあったように短編集です。時系列的に一番最初の話と一番最近の話なんで、最終巻の前にこんなだったなーというのを確認できる一冊でした。内容的には稲葉が可愛くて可愛くて仕方なくて危うく発狂するところでした。デートの話も反則級に可愛かったんですけど、伊織との友情劇の合間に見える脆さを併せ持った可愛さみたいなのもたまりませんでした。

オチが少し物足りなかった『ふたりの距離の概算』

最近読んだラノベ──『東雲侑子は全ての小説をあいしつづける』とか──

目標は年100冊!

 筆者は漫画もよく読むんですが、一番好きなのはライトノベルを読むことなんですよね。払ったお金に対する楽しめる時間のパフォーマンスがいいのと、色々と自分で想像できるのがいいんですよね。

 一昨年は年に116冊、去年は71冊読んでいたみたいです。今年は5月までで14冊しか読めていないんで、年内で50冊が目標ですかね。

読んでるだけで幸せだった『東雲侑子は全ての小説をあいしつづける』

アニメ『氷菓』とか『〈古典部〉シリーズ』とかの話

アニメ版も見てるけれど……

 筆者が今期唯一見ているアニメはこの『氷菓』です。原作は読んだことはなかったんですけれど、同じ米澤穂信先生の『〈小市民〉シリーズ』が好きだったので見始めました。京アニでしたしね。

 で、2話まで見たところでDVDレコーダーのリモコンを無くしてしまい、中途半端なところで見れなくなってしまいました(笑)。仕方ないので、アニメカバー版の『〈古典部〉シリーズ』を全巻購入して読み始めてしまいました。そこで今回は、その4冊の感想をざっと書こうと思います。

 ちなみにレコーダーのリモコンは見つかったので、アニメの方もちょくちょく見始めています。とりあえずえるの声が佐藤聡美さんってのは素晴らしいですね。

まったりとした雰囲気の原作『氷菓』