交流戦も全日程を終了

 昨日で2012年の交流戦も無事終了しました。今年の交流戦も色々とありましたね。そこで今日は、この交流戦を簡単にですが振り返りたいと思います。なお、今回のデータはプロ野球 ヌルデータ置き場さんのものを使用させていただきました。

セ初の優勝、巨人

球団名勝率
巨人1770.708
日本ハム1482.636
ロッテ1275.632
中日1284.600
西武13110.542
広島10113.476
オリックス10131.435
阪神9123.429
楽天10140.417
DeNA9141.391
ソフトバンク8133.381
ヤクルト9150.375

 今年の交流戦は、交流戦始まって以来初となるセ・リーグのチーム、読売ジャイアンツが優勝しました。得失点差がダントツでしたし、当然といえば当然ですね。得点だけならロッテのほうが多かったりもするんですが、ロッテは失点数も多い(12球団中2位)なんで、勝ちきれなかったんですかねー。西武がイメージよりも勝ってる気がするんですが、これも得点力のおかげですね(12球団中2位タイ)。まあ、得失点差がマイナスなのに勝ち越している中日や、逆にプラスなのに負け越している広島なんかもあるんで、得失点差だけでは語れないんですがw

 下位2チームは大型連敗があったんでこの順位も仕方なしって感じですかねー。どちらのチームもポイントゲッター(ヤクルトならバレンティン選手、ソフトバンクなら内川選手とペーニャ選手)が機能していなかったのが響いたと思います。ヤクルトはそれに加えて投壊もしていたんで、あえなく最下位となってしまいました。得失点差もダントツの最下位でした。

で、楽天は……

 楽天は、嶋選手の離脱が痛かったですね。嶋選手が離脱する直前に今期最大の貯金4になり、離脱後は一気に負けが混んで、現在は借金3です。嶋選手は捕手としてももちろん重要なんですが、OPS.774というチーム1の強打者としてもチーム内で重要な位置でした。守備の面では小山桂司選手と伊志嶺忠選手が代わりを務めていたんですが、やはりその穴を埋めるのは厳しかったようです。もっとも、小山選手は2本タイムリーを打った試合もあったり、リードでもルーキーの釜田佳直選手をうまくリードしたりと、なかなかいい働きをしてくれていました。なんでこんないい選手が金銭トレードでとれたんでしょうか……。

 打撃でその穴を埋めていたのは枡田慎太郎選手でした。打席数が60足らずながらOPSは1.079とオリックスのイ・デホ選手並みの成績を叩き出しています。ただしその守備は壊滅的で、少ない出場数で失策数がリーグ上位に食い込むレベルでした。ただ、慣れも少しだけ見えてきたところで故障して二軍降格となってしまったのは残念でした。バッティングが一軍でも通用することは証明できたので、これもいいチャンスと割りきって二軍でしっかりと守備練習をして、また一軍に戻ってきて松井稼頭央選手からショートのレギュラーを奪い取れるように頑張ってほしいですね。てゆーか高校時代外野手だったんだからレフトにコンバートしてみては……。

 リリーフが打たれて負けた試合の印象が強いので、ピッチャー陣が踏ん張れなかった印象になってしまいますが、勝ちきれなかった一番の原因は攻撃陣だと思います。本塁打数、盗塁数いずれも交流戦期間中は12球団中最下位クラスになっています。盗塁数は一人で大半を稼いでいた聖澤選手の不調が痛かったですね。そもそも塁に出れていませんでしたから。これは内村選手にも言えますが。本塁打が期待できない打線である以上、これからのリーグ戦を勝ち進むには盗塁数、盗塁成功率が重要になってくると思います。それともちろん、リリーフ陣の復活ですね。

終わったことは気にしない

 明日からはリーグ戦が再開します。交流戦、勝ったチームも負けたチームも気分を切り替えて、戦い方ももちろん切り替えて、優勝目指して頑張っていってもらいたいですね。