アニメも始まった『ココロコネクト ステップタイム』

ココロコネクト ステップタイム (ファミ通文庫) ココロコネクト ステップタイム (ファミ通文庫)
著者:庵田定夏
販売元:エンターブレイン
(2012-06-30)
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 アニメも始まったばかりの本作、前巻の予告にもあったように短編集です。時系列的に一番最初の話と一番最近の話なんで、最終巻の前にこんなだったなーというのを確認できる一冊でした。内容的には稲葉が可愛くて可愛くて仕方なくて危うく発狂するところでした。デートの話も反則級に可愛かったんですけど、伊織との友情劇の合間に見える脆さを併せ持った可愛さみたいなのもたまりませんでした。

オチが少し物足りなかった『ふたりの距離の概算』

ふたりの距離の概算 (角川文庫) ふたりの距離の概算 (角川文庫)
著者:米澤 穂信
販売元:角川書店(角川グループパブリッシング)
(2012-06-22)
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 アニメ『氷菓』の原作でもあるこのシリーズの最新刊。ここまでのシリーズ自体の感想は以前書きましたね。今作も今まで通り「青春ミステリ」というスタンスで、細かい話が幾つか繋げつつ、それを最後にまとめてくる綺麗さはさすがだなと思いました。特に、えるに対する解答と、大日向に対する解答という2段構えになっていてワクワクさせられました。ただ、ラストが少し物足りないというか、もうちょっと描いてくれてもよかったなと思いました。もやもやが残るというか、若干消化不良ですね。

 ちなみに、アニメオリジナルのリバーシブルカバーもよかったです。えるが意外と胸があったのに驚きましたw 摩耶花は悲しいくらいペッタンコでしたけど……。

面白い三角関係になりそうな『デート・ア・ライブ 十香デッドエンド』

 『蒼穹のカルマ』が終わっちゃったんで、アニメ化も決まった同じ作者さんのこれを。王道に近いボーイ・ミーツ・ガール的な作品で、「ギャルゲー」というアクセントが加えられています。十香も可愛かったんですが、個人的には鳶一折紙がとても可愛かったですね。ああいうキャラ大好きです。ただ、本作における折紙の可愛さは十香があってこそな気もしたんで、難しいところですね。妹のキャラが苦手な感じでそこだけ読みづらかったんですが、物語自体はそこまで癖もなくて読みやすかったんで、積み本がなくなったら2巻も買ってみようかなとは思います。