『Mountain Lion』発売!
7月25日に『OS X Mountain Lion』が発売になりました。筆者も、発売日に買うことはできませんでしたが、少し遅れて無事インストールすることができました。入れた直後はTeXの再設定が面倒くさすぎて「『Mountain Lion』にするんじゃなかった」と冗談で言っていましたが、今は文句なく使えてます。
そんな筆者が今日は、『Mountain Lion』にしてよかったと思う一番大きなポイントを挙げて、まだアップデートしていない人の背中を押してあげたいと思います。
“マイナーアップデート”の中で光る、ただ一つの明確な改良
さて、前から言われていたとおり、『Mountain Lion』は『Lion』のマイナーアップデートみたいな感じで、実際にアップデートの内容はアプリレベル、ちょっと目を引く変更といえば『通知センター』くらいでしょうか。それも、『Growl』というアプリがあったということを考えれば、特に『Mountain Lion』だからというものではありませんでした。実際、筆者は『通知センター』はオフにしています(笑)。そう考えると、『Lion』を使っている人は特にアップデートする必要はないのでしょうか?
そんなことはありません。『Mountain Lion』になってから、『Mission Control』の使い心地が激変しているのです!『Mission Control』はご存知のとおり『Lion』から導入された仮想デスクトップ機能で、『Snow Leopard』までの『Spaces』『Exposé』などが統合されています。
『Lion』時代の『Mission Control』はこんな感じでした。アプリごとにまとめられて重なっている部分ができてしまい、選択するためにクリックできる部分が減ってしまっています。『Exposé』よりも操作性が悪くなったと悪い意味で評判でした。
しかし、『Mountain Lion』になり、“環境設定”の『Mission Control』に“ウインドウをアプリケーションごとにグループ化”という項目が新しくできています。このチェックマークがデフォルトではオンになってるんですが、このチェックマークを外すと……、
ご覧のように、各アプリケーション内でまとめられることなく、以前の『Exposé』のような挙動になっています。これによりかなり使い勝手が向上しています。特に『Finder』をいっぱい新しい画面で開いたり、『Safari』で新しいウインドウを開くように設定している人にオススメです。これで『Snow Leopard』以前が気に入ってる人にも抵抗なく受け入れられるんじゃないかと思います。
ちなみに、「俺はSpacesも使いたいんだ!」って人にオススメなアプリもあるんですが、それはまた今度紹介したいと思います。
【2012/08/09 追記】『Spaces』を使いたい人のための紹介記事書きました。ぜひ試しに使ってみてください。
おわりに
てな感じで、『Lion』導入時に一番不便に感じた部分が改善されたため、現時点ではかなり満足のいくOSです。相変わらずマウスとトラックパッドのスクロールの向きの設定が連動していてそこは早く直してほしいなとは思うんですが、まあ他のアプリでどうにでもなりますしそこはいいんですけれどね。
それと、『Mountain Lion』になってからメモリの消費量が減ったかなぁという感じがします。このアップデートにより、個人的には『Snow Leopard』を使っている人も『Mountain Lion』に移行したほうがいいと思います。『Lion』よりも不満は明らかに減っていますよ。ただまあ、購入の前には問題点などを確認しておいたほうがいいですね。
それではよい『Mountain Lion』ライフを!