ちょっとそれはないだろー、な『デート・ア・ライブ』2巻

 筆者の読むペースがだいぶ遅いですが、2冊目です。1巻のようなテンションが続いていて期待通りの面白さだったんですが、一箇所どうしても許せないところがあって、橘先生も編集さんなにやってんだーとか思ってました。ちょっと萎えちゃいましたね。内容はネタバレになるので言えませんが……。

 しかし折紙は可愛いですね。折紙がメインの外伝コミック『デート・ア・ストライク』も読んでみようかなという気になってきました。

登場人物が生きてる、って感じの『ゴールデンタイム』5巻

ゴールデンタイム5 ONRYOの夏 日本の夏 (電撃文庫) ゴールデンタイム5 ONRYOの夏 日本の夏 (電撃文庫)
著者:竹宮ゆゆこ
販売元:アスキー・メディアワークス
(2012-09-07)
クチコミを見る

 万里と香子の物語も5作目。季節は夏に移り、大学生活は夏休みに入ります。この作品を読んでいて思うのは、やはり竹宮ゆゆこ先生の言葉の選び方というか、言語感覚というのは素晴らしいということです。これがあるから、登場人物が本当に活き活きしているように感じます。登場人物の持つ元々の人間臭さも魅力ですね。ゆゆこ先生はこういうのを書くのが本当に上手いと思います。今回はストーリーがあんまり進まなくて少し残念でしたけれど。

 そして、毎回すごいところで引きになるんで、次が出るまで生殺し状態になるのもこのシリーズの特徴。早く次出してください(笑)。

勢いの痛快な『シアター!』

シアター! (メディアワークス文庫) シアター! (メディアワークス文庫)
著者:有川 浩
販売元:アスキー・メディアワークス
(2009-12-16)
クチコミを見る

 知り合いの人がおすすめしていたんで、『図書館戦争』シリーズが好きなのもあって読んでみました。劇団事業を黒字化しようという少しマイナーなテーマでしたが、登場人物が全員前を向いていて、ポンポンと話しの進む軽快で痛快な一冊でした。会話に勢いとキレがあり、一気に読んでしまいました。個人的にハッとさせられるセリフも多かったです。みなさんにも同じ体験をしてもらいたいんでここには書きませんが(笑)。早く2巻も買ってこようと思います。