via Micky.!

Apple信者の端くれとして

 筆者はApple社のことがそこそこ好きです。生まれてはじめて買ったミュージックプレイヤーは『iPod mini』ですし(未だに手元にあります)、今使ってるパソコンは『MacBook』で、作業に使っているのも『iMac』です。ここ最近のAppleの発表は夜中まで頑張って起きてリアルタイムで追っているのは過去の記事を読んでもらえれば分かりますよね。

 しかし、だからといってApple信者というわけでもなく、使っている携帯は『Xperia acro HD』ですし、『MBP Retina』を手放しに褒めることはなかったですし、『iOS6』のマップが出たときには散々笑っておきました。そもそも、どのラインから「信者」になるのかよく分かりませんしね。てゆーか、Macを気にしだしたのもここ1年くらいですし。

 とまあそんなにわかAppleファンな筆者ですが、最近知人にスティーブ・ジョブズの伝記を借りました。一周忌も終わり、読んでおこうかなーと思ったのです。という訳で今回は、そんな読書の記録です。

ぶっとんでる1巻

スティーブ・ジョブズ I スティーブ・ジョブズ I
著者:ウォルター・アイザックソン
販売元:講談社
(2011-10-25)
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 実は筆者はこの本を読むまでジョブズの生い立ちとか若いころについてはほとんど知らなかったんですが、読んでみて想像以上でしたね(笑)。読んでて、ジョブズの件の性格は先天的なものなのか、後天的なものなのかが興味があったのですが、読んでいてやはり先天的なものなのかなぁと思いました。ジョブズの製品や会社というものに対するこだわりみたいなのは父親から受け継いだものなのだろうなとはなんとなく思いましたが、ジョブズの“性格”はたぶん生まれながらなのだと思います。周りの環境では“性格”までは決められないのでしょうね。若いころのぶっ飛んだ考えや行動は、たぶん誰に育てられてても同じだったように思いました。

 また、ピクサーの時代の、自分の生み出したものを大事に思い、そこに妥協をしない姿勢というのも興味深かったです。こちらは父親からの影響が大きいというのがよく分かりますね。『トイ・ストーリー』は好きな映画でしたが、こんな制作秘話があったのかとも思いました。

圧倒的なこだわりが見える2巻

スティーブ・ジョブズ II スティーブ・ジョブズ II
著者:ウォルター・アイザックソン
販売元:講談社
(2011-11-02)
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 2巻は特にApple復帰後の話がメインです。現在の主力商品であるiPodやiPhone、iPadなどの制作秘話が語られています。ここでもジョブズと他のApple社の人々の妥協のない制作姿勢が語られています。特に最近のApple製品のメインデザインを担当しているジョナサン・アイブとの関わりあいと、いかにしてこの美しい製品が作られているかが興味深かったですね。筆者もこんな環境で、妥協のない開発をやってみたいですね(笑)。

 そして、ジョブズの闘病についての考え方にも非常に興味がありました。癌で亡くなったのは有名ですが、死が近づくに連れてジョブズがどんなことを考え、どんなことをしたのかが気になっていたのです。これについてはいろいろなことが書かれていますが、死の直前までApple社のことを気にかけていたというのが印象的でしたね。「やはり」という感じですけれど。アメリカの政治などに興味をもつようになったのも、死が近づいていたからなのかなぁという気もしました。

おわりに

 この伝記を読んで、これからの人生に活かせそうなことというのは今の段階ではよく分かりませんが(笑)、とりあえずジョブズの人間性、商品の出来る様子などが知れて面白かったですね。こういった人の才能が先天的なのかなと思えたことも収穫ですかね。今後はジョブズが商品に、そしてAppleという会社に込めた思いを今後は感じながら、Appleの商品を使っていきたいかなと思います。そして、自分も何かを作っていけたらいいなぁと思っています。その中の一つにはもちろん、このBlogも入っています。