集大成へと向かう『ココロコネクト アスランダム』上巻

ココロコネクト アスランダム 上 (ファミ通文庫) ココロコネクト アスランダム 上 (ファミ通文庫)
著者:庵田定夏
販売元:エンターブレイン
(2012-09-29)
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 最終章の上巻です。災厄の大きさも過去最大級ということで雰囲気も今までよりも少し暗く、今まではあまり見られなかった伏線の明示などもあります。イチャイチャ成分が少なかったのが不満ではありますが(笑)、下巻がとても楽しみになる一冊でした。上巻としての役割は十分果たしているのではないでしょうか。

終わりへと近づく『憑物語』

憑物語 憑物語
著者:西尾 維新
販売元:講談社
(2012-09-27)
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 こちらも最終章、「終焉に向かう小説」と銘打たれています。内容としてはいつもどおり、会話劇+おまけみたいな感じでしたね。語りが阿良々木なのは久しぶりな気がします。掛け合いの面白さはさすがですよね。そして物語としての面白さは次の『終物語』にバトンとして引き継がれているような格好なので、そちらに期待したいところですね。

話が盛り上がってきた『シアター!』2巻

シアター!〈2〉 (メディアワークス文庫) シアター!〈2〉 (メディアワークス文庫)
著者:有川 浩
販売元:アスキーメディアワークス
(2011-01-25)
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 なんとかスタートを切った新生「シアターフラッグ」。しかし、主に人間関係でいろいろと問題が発生します。前巻よりも更に、有川先生の描くキャラクターの人間臭さが物語を盛り上げていました(まあ有川先生はキャラクターが勝手に動いてそれを書いているだけっていうスタンスですが)。特に今巻では牧子がいい味を出していたように感じました。その影響で巧のキャラクターにも深みが出てきています。あとがきでは次で完結するかもと書かれているので、早く次が読みたいです。有川先生早く続きを書いてください(笑)。