久しぶりの国際試合

 出る出ないのゴタゴタがいろいろありましたが、日本も無事来年の春のWBC 2013に出場が決まり、代表の選出の話題もニュースサイトを賑わせています。そして本戦に向けて、16日・18日と、キューバ代表との強化試合が組まれました。日本代表の国際試合は3月に行われた台湾との復興支援チャリチーマッチ以来ですね。てな訳で今回は、そんなキューバとの試合の感想でもつらつらと書いておきたいと思います。

1試合目:福岡Yahoo! JAPANドーム

 1試合目は炭谷選手のソロホームランと、角中選手の好走塁から生まれたチャンスに相手の失策でもらった1点を、投手陣のリレーでしっかりと守って2−0で勝利しました。炭谷選手は、まさかホームランを打つとは思いませんでしたね……(笑)。他の選手もヒット自体はそこそこ出ていたので、打撃はそこまで心配する要素はないように思いました。キューバの選手は日本の投手陣に全く合っていなくて、特に大隣選手のチェンジアップにクルクルしてたのが印象的でした。

2試合目:札幌ドーム

 この試合は1試合目以上に投手戦になりました。特にキューバがピンチの時に打者一人一人にたいしてピッチャーを細かく繋いできてたのが印象的でした。そんな中、堂林の初球を振ってのスリーベース、そこからの坂本の最低限の仕事の犠牲フライ、そして一人で1点をもぎ取った糸井の走塁、と8回に2点を先制。9回にも1点を追加しました。日本の投手陣はやはり素晴らしく、最強打者グリエルのホームラン1本に抑え込み、3-1で勝利しました。この試合では特にキューバの外野陣の守備陣系にびっくりしました。あんなに極端なシフトを敷くもんなんですね。しかもそれがしっかりとハマっていましたしね。逆に内野守備は、1戦目のエラーといい、この試合の9回の明らかに間に合わないタイミングのバックホーム(そもそも前進守備してなかった)といい、どこかちぐはぐな、能力に頼った戦い方をしてるなという印象でした。

 2連勝という最高の結果に終わり、キューバに対していいイメージが残ったんじゃないかなと思います。本戦も自信を持って戦ってくれそうな感じがしました。

おまけ:ぼくのかんがえたさいきょうのにほんだいひょう

 最後に、野球ファンならだれでも考えるであろう「俺がWBC日本代表の監督をやるんだったら……」的な妄想を載せておきます。生暖かい目で見てやってください。

 1 左 長野 久義
 2 右 糸井 嘉男
 3 遊 坂本 勇人
 4 捕 阿部 慎之助
 5 三 松田 宣浩
 6 一 岡田 貴弘
 7 指 内川 聖一
 8 中 大島 洋平
 9 二 本多 雄一

先発:田中 将大、杉内 俊哉、攝津 正
中継:平野 佳寿、山口 鉄也、増井 浩俊
抑え:田澤 純一

 果たして本番はどんなメンバーになるんでしょうか。今からとても楽しみです。