大問題

 もうご存じの方も多いと思いますが、『Google リーダー』が2013年7月1日をもってサービス終了となります。筆者はこのニュースを最初に見た時、にわかには信じがたかったです。Googleのサービスの中でもかなり需要の高いサービスだと思っていたからです。

 ニュースによると、“ユーザー数の減少”や“Googleのサービスの絞り込み”が原因らしいです。また、「セキュリティを保持するためにかなりコストがかかっていた」という噂も聞きました。サービスの継続を求めるネット上での署名活動も行われているようですが、おそらくひっくり返ることはないでしょう。我々ユーザーは、廃止を受け入れるしかありません。

これからどうしよう……

 このサービス終了に伴い、他のRSSリーダーは“RSS難民”を取り込もうとしています。筆者が見つけたよさそうなサービスは『Feedly』や『livedoor Reader』とかですかね。ただ、まだ移行はしていません。データの書き出しも結構すぐできるらしいんですが、ちょっと踏ん切りがつかないでいます。オススメのRSSリーダーがあったら教えてほしいくらいです。

 『Twitter』をRSSリーダーの代わりに使っている人も最近は増えてきているようです。しかし、こういったニュースの発信源となる人は往々にしてRSSリーダーでニュースを拾っています。記事をアップしている人が『Twitter』のアカウントを持っていればそこから広められることもあるかもしれませんが、そもそもそれはエントリなどをアップしている人が『Twitter』のアカウントを持っていることが前提ですし、アカウントを持っていても記事の更新報告だけをしてくれるとは限りません。普通の呟きと混じってしまうのも問題です。Twitter社が新しくRSSリーダーを作ってくれるとしたら、また話は別かもしれませんが。

そんなこんなで『Reeder』が無料に、他のアプリも……

 そして、『Google リーダー』のサービス終了の影響で、人気の『Google リーダー』クライアントの『Reeder』のMac版とiPod版が7月1日まで無料となりました。

 筆者はMac版の『Reeder』を使っています。特徴としては豊富なキーボードショートカットで、“K”と“J”キーだけで前後のアイテムに移動できます。これと『ステアーマウス』を組み合わせることでガンガン記事を消化できます。それと、Dockのアイコンに未読数が表示されるのもイイ感じです。これがないとフィードの消化が捗りません。

 Mac版が無料になってから『Mac App Store』の無料ランキングのトップに躍り出たことからも、どれだけこの『Reeder』が人気があったのか、そしてどれだけ『Google リーダー』を使っている人が多かったのかということが分かると思います。ただまあ、どうせならiPhone版も無料にしてくれればよかったのに……と思わずにはいられません(笑)。7月1日以降の『Reeder』については、別のRSSリーダーである『Feedbin』に対応するとはなっていますが、これは月額2ドルの有料サービスなんで、ちょっと使おうという気にはならないですね。iPhone版は現在、β版としてスタンドアロンでの動作もしているようです。

 そうそう、Macでは『Google Reader Notifier』も併用していたんですが、これも使えなくなりそうなので、同じ作者の『RSS Notifier』に移行するかもしれません。これにはあまり抵抗はないですね。

 あと、筆者は『iPod touch』では『Byline』を、Androidの『IS12S』では『gReader』を使っているのですが、この辺も『Google リーダー』のサービス停止によってどうなるかが分からないところです。別のRSSサービスに移行するとしたら、また別のアプリを探さないといけないのが大変ですね……。

おわりに

 『Google リーダー』のサービス停止は個人的には結構な痛手なんですが、未だに現実逃避しているのが現実です……(笑)。使うサービスもアプリも先送りして、他のいろんな人の感想を聞いてから決めようと思っています。RSSリーダーを使わなくなるということはないと思うので、またこれからもどんどん新しい情報を仕入れて、その上で皆さんに自信を持って紹介できるようなエントリを書いていきたいなと思います。

 そうそう、このBlogはカテゴリ別のRSS登録に対応しています。詳しくはこちらを見てみてください。