今年のペナントは面白い(色んな意味で)

 プロ野球のペナントレースも前半が終わり、お祭りであるオールスターゲームの期間となりました。今日も、オールスターゲームを見ながらこのエントリを書いています。今年のペナントレースは色んな意味で面白く、去年よりも目が離せません。という訳で、このオールスターブレイクの間に、ここまでのペナントレースを振り返っておきたいと思います。

セ・リーグは二強四弱

球団名ゲーム差
巨人49313-
阪神463322.5
中日3746113.5
DeNA3648015.0
広島3548115.5
ヤクルト3249117.5

【2013/05/12】◀巨---虎-----------横----ヤ広-中▶
【2013/06/18】◀巨-----虎------------------広--中--横---ヤ▶
【2013/07/20】◀巨-----虎----------------------中---横-広----ヤ▶

 まずセ・リーグですが、巨人と阪神のゲーム差は以前と変わっておらず、逆に阪神と3位のゲーム差が広がったので、優勝争いは事実上この2チームで確定したといっていいでしょう。逆にそれ以外の4チームはほぼ差がありません。この大きな負け越しをしている4チームの中から3位になるチームが出てくるというのは少しやるせない感じもしますが、3位争いと最下位争いが全く同じステージで行われているのはやっぱりスリリングですね。

パ・リーグはやっぱりやっぱり混戦

球団名ゲーム差
楽天47350-
ロッテ443622.0
西武443813.0
日本ハム404116.5
ソフトバンク404217.0
オリックス384137.5

【2013/05/12】◀ロ---西----楽--ソ----オ---日▶
【2013/06/18】◀ロ----楽-ソ---西-----オ---日▶
【2013/07/20】◀楽----ロ--西-------日-ソ-オ▶

 パ・リーグは相変わらず混戦模様です。毎回同じ事を言っているような気もしますが、毎回同じ状況なんだから仕方ありません(笑)。その中で、長期間最下位に沈んでいた日本ハムがやや浮上してきているのは、やはり強いチームなのだなと思わせられます。その裏でオリックスとソフトバンクはやや調子を落としています。西武はある程度長い好調と不調期があり、現在はなかなかの好調期ですね。打線がつながっている時は好調期と言っていいんじゃないでしょうか。ロッテはしばらく首位でしたが、ここ最近は調子を落としています。伊東監督の「危機感を感じる」みたいなコメントがスポーツ新聞に載っていましたが、ロッテファンに言わせるとこの流れはいつものことなので、ここからが伊東監督の手腕の見せどころなのではないでしょうか。

 そして楽天ですが、先日の試合観戦のときもちらっと書きましたが、まさかの絶好調で首位をひた走り、球団創設以来初となる、前半戦首位ターンを決めました。打撃陣も投手陣も好調で噛み合っているので、今はなかなか大型連敗をするイメージがないです。負けないエースの田中選手がいるというのも大きいですね。このまま最後まで首位を守ってもらいたいですね。……いや、首位は“守る”ものではないですね。“優勝”を勝ち取ってもらいたいと思います。

今後の展望

 今後の展開についてですが、まずセ・リーグの巨人と阪神は、全体的な調子がいいので、終盤までいい勝負をするんじゃないかと思います。という訳で、当たり前のことですが、直接対決の結果が大きく左右することになると思います。それこそ、2008年のときみたいにですね。その他の4チームは、もう全くどのチームが3位になるかわからない状態ですが、今のチームの欠点を上手く埋めることができたチームが上がってくる気がします。その点で、トレードで長田選手を獲得したDeNAは、「活躍すれば」の枕詞付きですが、面白い存在になるんじゃないかなと思います。

 そして、パ・リーグですが、こちらは優勝すらどうなるかがわかりません。最下位のオリックスですら、可能性はまだ残っていると思います。3位と4位の差も3ゲームですしね。その中で勝ち上がるチームというのは、やはりチームの雰囲気がいいところなのではないでしょうか。ムードメーカーのラッキーパーソンが出てきたチームが、有利になるような気がしています。これはセ・リーグも同じですけれどね。

 ともあれ、今年のペナントレースは去年よりも面白いと感じています。まあ、楽天が好調だからっていうのもありますが(笑)。残りの約60試合、どうなるか目が離せませんね。希望としては、楽天と巨人が優勝して、日本シリーズを東京ドームに見に行きたいですね。