“ディドローのマント”
みなさんは“ディドローのマント”というお話をご存知でしょうか? 18世紀の哲学者、ドゥニ・ディドロの経験に基づいたお話だそうです。
つつましく質素に暮らしていたディドローに、ある日、贈り物が届くの。
それは一着のマントで、素晴らしい品なんだけど、ディドローはそのマントに似合う服を持ってない。
ディドローはそれまでの倹約の戒めを解いて良い服を買った。でも良い服とマントはみすぼらしい家には不釣り合い。ディドローは良い家具を買い、良い家を買い、ついには生活が一変してしまう。
その最初のきっかけは、たった一着の綺麗なマントだったって話……。
以上は『ビリオネアガール』2巻からの引用です。お金の持つ恐ろしさの一面が見られるお話ですね。
さて、筆者は先日、『MacBook Air』を買いました。新しいことに色々と挑戦するために買ったわけですが、『MBA』を持ち運ぶためのケースを買い、『MBA』にちょうどいいカバンを買い……と、まさに“ディドローのマント”状態になっています。
そして、この『MacBook Air』で長時間作業していると、かなり首が痛くなるということに気づきました。今まで使っていた『MacBook』はノートパソコン用のクーラーの上に置き、しかも外部ディスプレイに繋いでいたのでわからなかったのですが、ノートパソコンを机で長時間使うということは顔をずっと下に向けているということなので、非常に首に負担がかかるんですね。そのため、ノートパソコン用のスタンドを買わないとマズいな、ということになりました。
てな感じで今回は、そんな勢いで買ってしまった、Twelve Southの『HiRise for MacBook』のレビューをしたいと思います。
いい感じに『MacBook』の高さを変えられる『HiRise for MacBook』
この『HiRise』、実はずっと前から欲しくて、買うタイミングをうかがっていた製品でした。名前に“MacBook”と入っているとおり『MacBook』向けの製品で、『Apple Store』でも取り扱っています。対応しているのは11インチの『MacBook Air』から15インチの『MacBook Pro』までで、既に販売中止になっている17インチの『MacBook Pro』には対応していません。
箱はこんな感じです。なかなか高級感のある梱包です。
こんな感じで入ってます。本当のApple製品みたいな雰囲気です。
『Apple Store』には他にも色々とノートパソコン用のスタンドはありました。その中でなんでこの『HiRise』を選んだのかっていうと、やっぱり高さが選べるのが大きかったですね。机との相性とかもあるので、やっぱり高さは調整できる方がいいです。あとはまあ、高級感のある見た目も大事でしたね。
実際に使ってみて
実際に使ってみて、希望どおりの使用感でした。首はだいぶ楽になりましたね。高さを最大まで上げるとちょうどイイ感じなりました。また、机に本体が直接接することがないので、排熱も良くなりましたね。そして、『MacBook Air』のキーボードをタイピングしたときに少し本体がたわむ感じが気になっていたんですが、これを使うようになってからは気にならなくなったのも大きいですね。
ちなみに、当たり前ですが、これを使うと『MacBook』自体のキーボードとトラックパッドは使用できません。これについては、また今度書きたいと思います。
【2013/08/10 追記】このために買ったメカニカルキーボードについての話を書きました。
おわりに
という訳で、かなり満足のいく買い物でした。Amazonだと6800円でしたが、かなり“買い”な製品だと思いました。またもう1個欲しいくらいです(笑)。環境が変わったらまた1個必要になりそうなので、そのときにまた考えますかね。
【2013/08/03 追記】早くも2個目を買っちゃいました……(笑)。