“試用期間”という魔法の言葉
有料アプリによくある試用期間、みなさんは有効に使えていますか? 筆者はとある有料アプリが気に入って使っていたのですが、開発中ということでずっと試用期間中のままでした。本当は去年の11月30日に試用期間が終わる予定だったんですが、いつまでたっても正式版にならず、「ずっと使ってていいんだろうか……」とちょっと不安になっていました(笑)。で、今年の10月いっぱいで試用期間が終わるというアナウンスがようやくあったので、早速購入することにしました。
という訳で今回は、980円という価格ながらそれに見合う価値のあるアプリ、『カーソルセンス』を紹介したいと思います。
気難しい“加速度”を操る
この『カーソルセンス』、何をするアプリなのかと言うと、Macのカーソルの“加速度”を設定できるようになるアプリなのです。Macを初めて使った人が最初に違和感を感じるのがカーソルの動きかたで、マウスの移動距離だけでなく、マウスの移動速度によってもカーソルの移動距離が変わってしまいます。この度合いが“加速度”です。あったほうが使いやすいという人もいるかと思いますが、デザインの仕事をしたりゲームをしたりする人は、ないほうが使いやすいと思います。加速度はMacの標準の『システム環境設定』からは変更できないのですが、『カーソルセンス』なら変更することができます。ちなみに、『OS X Mavericks』にも対応しています。

ダウンロードしてインストールすると『システム環境設定』に『カーソルセンス』の項目が追加されます。設定画面は上の画像みたいな感じです。“加速度”と“感度”という二つの設定項目があるのがわかるかと思います。加速度は前述のとおりで、感度が普通のマウスのスピードに相当します。この設定項目をいじることで、自分の使いやすいカーソルのスピードを探してみてください。

よくわからないという人は、他のユーザーが使っている“おすすめ設定”を見ることもできます。ちなみに筆者のオススメは「加速度:0、感度:1950(最大値)」です。

この『カーソルセンス』のスゴいところは、デバイスごとの設定ができることです。マウスとトラックパッドで別々の加速度や感度を設定できるのです。なので、筆者みたいに右手にマウス、左手に『Magic Trackpad』みたいな使いかたをしている人には最適です。デバイスごとにお気に入りの設定は5個まで保存できますし、誤って変更したくない設定はロックすることもできます。
ライセンスの購入方法ですが、まずは公式サイトの“ライセンス購入”ページで“クレジットカード”か“銀行振込”を選択します。銀行振込なら、指定された口座に振り込んだあと、メールアドレス等を登録すればIDとコードが送られてきます。クレジットカードならPayPalで一瞬で終わり、IDとコードが5分程度で送られてきます。

届いたら、『カーソルセンス』を起動し、“ヘルプ”の“登録情報”からIDとコードを入力します。これで登録完了です。
おわりに
そんな感じでかなり満足のいく買い物になりました。Macを使うようになってから一番感じていた違和感が解決されるので、毎日Macを触っているような人は絶対に買う価値のあるアプリだと思います。「ちょっと高いかな……」と思ってしまうアナタ、そのための試用版です。30日間無料で使えますので、ぜひ一度試してみて、その便利さを体験してもらいたいですね。