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乗るしかない、このビッグウェーブに

 10月22日に配布開始された『OS X Mavericks』、みなさんはもう使っていますでしょうか? 筆者ももう使っています。まさか無料になるとは思いませんでしたしね。配布開始された瞬間にダウンロードを開始しました。

 実は、『MacBook (13-inch, Aluminum, Late 2008)』は『Mavericks』にせず、『Mountain Lion』のままにしておこうと思っていました。ちょっとパワー不足だと思いましたからね。しかし、『Mavericks』にした『MacBook Air』で『iWork』をアップデートし、そちらでファイルを開いたら、『MacBook』の古い『iWork』ではファイルが開けなくなってしまい、やむなく『MacBook』も『Mavericks』にすることにしました。

 で、『Mavericks』にして、一番期待していた『Mission Control』のマルチディスプレイ機能があんまり便利じゃなかったので、とあるアプリを使って『Mission Control』の操作性をアップさせることにしました。

作業領域を完璧に操る

 この『TotalSpaces』昨年のエントリでも取り上げました。『Mountain Lion』のときでも便利なアプリでしたが、『Mavericks』になってから『TotalSpaces2』となり、さらなるパワーアップを果たしました。

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 パワーアップしたと言っても、アプリの本質は変わっていません。この『TotalSpaces』は、『Snow Leopard』のときのような、Spacesのグリッド表示ができるようになるアプリです。今までの『Mission Control』の各Spacesと、フルスクリーン表示にしたアプリの画面がそのままグリッド表示されます。『Lion』以降の横一列に並ぶ『Mission Control』も便利ですが、このSpacesを復活させると、また違った、素敵な使い心地が体験できます。『Mavericks』から『Mission Control』に加わった“ディスプレイごとに個別の操作スペース”にももちろん対応していて、二つのディスプレイで分かれてSpacesが表示されるようになっています。これは『Snow Leopard』のときにはできなかったですよね。

設定項目あれこれ

 さて、ここからは前回と同様に、『TotalSpaces』の各設定画面を見ながら、細かい機能を紹介していきます。

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 “一般”設定では一般的なアプリの設定のほか、グリッド表示の際のアニメーションが選択できます。グリッドの壁紙表示をオフにするとちょっと高速になります。

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 “レイアウト”では、Spacesのグリッドのレイアウトができます。“ディスプレイごとに個別の操作スペース”をオンにしてあると、ここに“Select display”という設定が出てきて、各ディスプレイごとにグリッドのレイアウトを設定できます。

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 “循環”設定は、後述のトラックパッドの設定をするとよく使うことになると思います。

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 “トランジション”では、Spaces間の移動の際のアニメーションなどを細かく設定できます。スワイプでの移動も可能です。3本指から5本指のスワイプからの選択になります。

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 “キー操作”ではショートカットキーが設定できます。『BetterTouchTool』と組み合わせると便利ですね。マウスのボタンにも割り振れます。

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 “ホットコーナー”も設定できます。“Exposé 状態を切り替え(グリッド表示時)”が結構便利です。

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 “Apps”ではアプリをどの作業領域で開くのかを決められます。前回も書きましたけれど、この設定が地味に便利です。一括で設定できますからね。

おわりに

 そんな感じで、“2”になってより使い勝手が良くなった印象の『TotalSpaces』ですが、シェアウェアでお値段は18ドルです。試用期間が14日間用意されていますので、ぜひ気軽に試してみてください。きっと、もう離れられなくなってしまうと思いますよ。