有料化は厳しい
来週の2月8日より、クラウドストレージサービス『SugarSync』が無料ストレージを廃止し、有料プランのみとなります。筆者はメインのストレージこそ『Dropbox』ですが、『mi』や『Sublime Text』の設定ファイルは『SugarSync』で同期していたので、かなり困った事態となりました。同期が遅いとか不安定だとかさんざん愚痴っていましたが、なんだかんで結構重宝していたのです。
そこで、代わりになるクラウドストレージを探してみることにしました。
必要な条件
筆者が今回クラウドストレージを選ぶにあたって考えた条件は以下の3点です。
- Windows、Mac、iOS、Androidのどれでも使える。
- 容量は5GB以上、できれば10GBくらい欲しい。
- MacやWindowsで、任意のフォルダを同期させることができる。
特に3は重要で、これができないと前述のようにアプリのシステムフォルダを同期させることができません。ホームフォルダに同期用のフォルダができるだけではダメなのです。1も大事で、MacやiPhoneだけでなく、Windowsなどを使う機会もありますからね。2はまあこれくらいは欲しいなぁという希望です。最悪、もうちょっと少なくても構わないかなという感じでした。
日本では無名な『SpiderOak』
で、いろいろとGoogle先生と相談してみた結果、『SpiderOak』というクラウドサービスが見つかりました。
この『SpiderOak』、日本ではあまり有名ではないようで、筆者もぜんぜん名前を聞いたことはありませんでした。しかし、クラウドストレージで一番大事なセキュリティの面がかなりしっかりしているという話でしたので、心配せずに使い始めることができました。もちろん、WindowsでもMacでも使えます。
スタート時点での容量は2GBとちょっと少ないですが、『SpiderOak』の特徴の一つとして、他人を紹介した際のボーナスが1GBと大きい点が挙げられます。簡単に言うと、【こちら】から登録すると最初から3GB使えます。『Dropbox』などと違って、紹介してもメールアドレス等が相手にわからない仕様なので安心です。イヤだ、私は2GBスタートでいいって人は【こちら】から登録してください。初期登録については特に難しいこともないと思いますので省略します。
先ほどの条件に挙げた、任意のフォルダの同期ももちろん可能です。ここからは簡単な同期ファイルの設定方法についてです。なお、このエントリを書いている時点で『SpiderOak』は設定画面が全て英語です。挫けず頑張りましょう。
まずは同期するフォルダを“BACK UP”タブから選択します。
選択したら“Save”をクリックして保存するのを忘れないように。
他の同期させたい端末でもバックアップが終わったら、“SYNC”タブで“New”をクリックして、新しい同期設定を作ります。上の欄は同期設定の名前です。下の欄は特に何も入力しなくても大丈夫です。終わったら右下の“Next”をクリックしてStep 2に進みます。
あとは“Sync Folder 1”などに、同期させたいバックアップしたフォルダを“Browse”から選択して設定すれば99%完了です。Step 3と4では特に何かをする必要はなく、最後に“Star Sync”をクリックすれば同期が開始されます。これで終了です。お疲れさまでした。
また、自動的にホームフォルダ(Mac)やマイドキュメントフォルダ(Windows)に追加される“SpiderOak Hive”は、最初から自由に同期して使えるフォルダです。『Dropbox』の用に使えます。ぶっちゃけこれだけでもかなり便利です。
スマホ用のアプリもあります。ただ、現時点ではちょっと動作不安定(特にAndroid版)らしいですね。まあ筆者はスマホからファイルを送るときは『Dropbox』か『Filedrop.』を主に使っているんで、特に問題はないですね。ファイルの確認をするだけなら十分です。
おわりに
てな訳で無事使えるようになりました。筆者はもう『SugarSync』からの移行は完了しました。ただまあ、『Dropbox』と『SpiderOak』でファイルが結構ごちゃごちゃしてしまったので、またファイルの掃除もしたいですね。
なお、今回のエントリは、以下のサイトを参考にしました。深く感謝いたします。