もう3年目
筆者が『Xperia acro HD IS12S』を購入してから、もう2年以上が経ちました。バッテリーがかなり早い時期にヘタったり、動作自体もかなりモッサリしていましたが、『Android 4.0 Ice Cream Sandwich』にアップデートされたときには嬉々として『Chrome』を試したり、『iPhone 5s』を買った後もおもちゃとしてずっと使っていたりしました。Androidの環境は一つは持っておきたかったですしね。
しかし、先日、EXPANSYSでSIMフリーの『Xperia E1』を購入し、新しいAndroidの環境が手に入ったことで、ほぼ使わなくなりました。で、せっかくですので、使わないんだったらちょっと遊んでみることにしました。
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『Jelly Bean』をぶちこむ
今回は、『Xperia acro HD』に『Android 4.1.2 Jelly Bean』を入れてみようと思います。日本の『Xperia acro HD』はau版、docomo版ともに『Android 4.0.4』までしか提供されていません。しかし、グローバルモデルの兄弟機種『Xperia acro S』には『Android 4.1.2』が提供されています。これを入れてしまうと、『acro HD』の日本独自の機能は使えなくなりますが、筆者はもともと使っていませんでしたし、バージョンが上がって少しでも動作がサクサクになればいいなと思って入れてみることにしました。
導入には『FlashTool』を使いました。
Macだと導入に複雑な手順とかは必要なかったのでここは省略します。FTFファイルは以下のブログを参考に手に入れました。
ダウンロードしたFTFファイルを、“FlashTool.app”の中の“Contents”→“MacOS”→“firmwares”に入れて、『FlashTool』を起動します。
左上の“BLU”から開始です。
“Flashmode”を選びます。
先ほど手に入れたファイルを選択します。
右の“Exclude”の“PARTITION”、“TA”、“BASEBAND”にチェックを入れて、右下にある“Flash”で次に進みます。
ここまでできたらいよいよ端末をMacに接続するのですが、注意点としては、電源を切り、ボリュームキーの“下げる”を押しながら接続します。本来は“戻る”キーなんですが、『acro HD』には物理キーがないので代用です。
接続したら自動的に始まります。筆者の環境ですと10分くらいかかりました。最後に“Flashing finishied.”とログに表示されれば完了です。
無事起動しました。
日本語ももちろん選択できます。
SIMが挿さっていないと怒られてしまいました(笑)。
ホーム画面もXperiaふうです。当たり前ですが(笑)。
Androidのバージョンはちゃんと“4.1.2”になっています。
『POBox Touch』でバリバリ日本語入力もできます。
この後アップデートが始まり、ビルド番号が更新されました。
使い心地
実際に使ってみましたが、『Xperia E1』よりもサクサク動いている気がします(笑)。少なくとも、前の状態よりかはかなり快適です。とくにスクロールの際と、ホーム画面に戻る際に強く感じます。CPUは『acro HD』が1.5GHz、『E1』が1.2GHzで、メモリも『acro HD』が1GB、『E1』が500MBと、発売時期の違いはありますが、『acro HD』の方が優れています。それと、画面の大きさもイイですね。『acro HD』が720×1280、『E1』が480×800なので、使っていてかなり差を感じます。ただ、バッテリーの減りだけは残念なままでした。
あと、内臓のSDカードに以前の状態のファイルが残っていたのにもビックリしました。『FlashTool』って情報を全消去する訳ではないんですね。
おわりに
そんなわけで生まれ変わった『Xperia acro HD』。家用のおもちゃとして、まだしばらく遊べそうです。