アニメを見るための機械
最近は若者のテレビ離れが叫ばれて久しいですが、一応若者にカテゴライズされる筆者も類にもれず、テレビを見る時間はどんどんと減り、ここ数年間はほぼアニメを見るためだけの機械と化しています。さらに最近はそのアニメすら見れておらず……。ともかく、6年前のテレビとはいえ、高いお金を出して買ったものなので、部屋のインテリアにするのはもったいないです。そこで、何倍も時間を使っている『iMac』のサブディスプレーにしてみることにしました。
環境のチェックが大事
まずは環境のチェックが大事です。今回の筆者の場合は『iMac』とTVの情報ですね。まず、『iMac』は今年の春に購入した21インチモデルです。この『iMac』は“Thunderbolt”ポートを二つ備えていますので、やろうと思えばトリプルディスプレーにできます。ちなみにそのうちの一つのポートには、『U2412M』を接続しています。Windowsの場合だと、デスクトップならDVIやVGA出力に対応しているか、HDMI出力、もしくはMini DisplayPortに対応しているんじゃないかと思います。このあたりはきちんと自分のマシンをチェックする必要がありますね。
もう一つ、テレビ側の端子も確認します。今回はVGA入力に対応していたので、そのまま利用することにします。
まずは“Mini DisplayPort to VGA”のコネクタを用意します。3000円くらいです。この“Mini DisplayPort”は“Thunderbolt”ポートに接続できる映像出力です。ちなみに今回、このコネクタを買った後、「HDMIケーブルと“Mini DisplayPort to HDMI”のコネクタを合わせて買っておけばテレビ側で音声も出力できたのでは……?」と気づいてしまいましたが、後の祭りでした(笑)。今回はVGAでの出力になるので、音声はMacのスピーカーを使用することになります。Macとテレビが離れていると違和感があるかもですね。
VGAケーブルは自宅で余っていたものをそのまま使いました。
ケーブルとコネクタを接続してみたところです。
『iMac』の裏面です。“Thunderbolt”ポートが二つあるのがわかりますね。
こちらはテレビの裏面です。最近のテレビならVGA入力かHDMI入力のどちらかはあるんじゃないでしょうか。ちなみに、先ほども書いたとおりHDMIケーブルとコネクタを買っておけばよかったのになぜ買わなかったかというと、古いテレビだったのでHDMI入力がないとずっと勘違いしていたからです(笑)。
実際に接続してみました。これであとはテレビをつけて外部入力に切り替えればOKです。
Mac側での細かい設定は、『システム環境設定』の“ディスプレイ”→“配置”から設定できます。自宅のテレビの画面解像度は1366×768なので、『iMac』の1920×1080よりも小さいですね。
テレビディスプレーではよくニコニコ生放送でプロ野球を見ているんですが、『Chrome』や『Iron』だと“プレゼンテーションモード”という便利な機能があります。メニューバーの“表示”から選択できるのですが、ぜひ一度試してみてください。画面をフルに使えて、感動すると思いますよ。
おわりに
そんな感じで、ほとんど有り物でつくった割りにはなかなか快適な環境になりました。とくに、寝っ転がってニコ生を見るときなんかは最高ですね。『ニコ生アリーナ』と併用して、贅沢なニコ生ライフを送っています。ニコニコ動画でアニメを再生してみるのもいいかもしれませんね。あまりテレビを使っていない人は、ちょっとのお金で環境がつくれるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。