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 最近は様々な事件もあり、パスワードの扱いかたもより大事になってきていますが、そんな中で活躍しているパスワード管理アプリの王道といえば『1Password』です。基本的な使いかたは以前のエントリで紹介しました。

 先月に行なわれた『iOS 8』へのアップデートで、『iPhone 5s』と『iPhone 6』、『iPhone 6 Plus』の“Touch ID”に対応しました。これが本当に便利すぎるので、しつこいようですが紹介したいと思います。

パスワード入力が一切合切不要に

 今回のアップデートは『iOS 8』のアップデートから間を置かずにされたのですが、筆者は配信が始まっても『iOS 8』にすぐにはしなかったので、しばらくこの目玉機能が使えていませんでした。しかし、使ってみると、やはり思っていたとおりの神っぷりでした。

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 “設定”→“セキュリティ”から、“Touch ID”をオンにしましょう。

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 すると、起動時にパスワードを入力する必要がなくなります。ホームボタンを登録している指でタッチするだけ。

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 今まで、『1Password』を使うときには、起動の際に長いマスターパスワードを入力する必要がありました。もちろんそれはセキュリティを保証するためには絶対必要な要素ですし、それをパソコンのキーボードで入力するのはある程度は簡単です。しかし、スマホの小さく使いにくいキーボードで入力するのはなかなか大変でした。そんな中、今回“Touch ID”を採用することにより、セキュリティを維持しつつ、簡単な操作が可能となりました。これは、実際に体験してみないとわからないんですが、本当に便利で使いやすすぎます。これさえあれば、何一つ、パスワードというものを入力しなくて済みますからね。

 しかも、今回のアップデートで、『1Password for iOS』は基本無料のアプリとなりました。Pro版は1000円です。無料版でも必要な機能は使えますので、ぜひ一度試してみてもらいたいですね。

 ちなみにMac版やWindows版は高いままです(笑)。でも、買う価値はあると思いますよ。

おわりに

 と、そんな感じでさらに便利になった『1Password』。Touch IDが使える人も使えない人も、本当に試してもらいたいアプリです。筆者も、もうこれ無しでの生活は考えられないですね。

 最後に一つだけ願望ですが、やはり『Chrome for iOS』で使えるようになってほしいですね。アプリ内ブラウザでもやりたいことのほとんどはできるんですが、できるのであれば『Chrome』を使いたいっていうのはありますからね。

【2015/04/27 追記】ついについに『Chrome for iOS』でも使えるようになりました! めっちゃ便利です!