
あまり色違いには興味がなかったけれど
ポケットモンスター金銀より追加された要素に色違いのポケモンというものがあります。普段とは違う色のポケモンということで、群れバトルや孵化厳選で手に入れて大事にしている人も多いかと思います。筆者も、何匹か自己産の色違いのポケモンを所持しています。特に、孵化厳選中に産まれたフシギダネの色違いはお気に入りで、フシギバナまで育てました。

ただ、色違いのポケモンが特に好きというわけではなく、国際孵化に挑戦したりといったこともありませんでした。先日、オメガルビーでランドロスの厳選中に色違いの個体と遭遇しましたが、最速でなかったので捕獲すらしませんでしたし。レーティングバトルがポケモンの楽しみの大部分を占めている筆者にとっては、色違いのポケモンはあくまで観賞用で、バトルで使える個体のほうが優先度が高かったのです。
しかし、最近、SV法という、色違いのポケモンをある程度狙って手に入れられる方法を知って、試してみたところ実際に色違いの実戦級の個体を手に入れられたので、もう知っている人も多いとは思いますが、紹介してみます。
色違いが産まれるルール
SV法の説明の前に、第6世代で色違いのポケモンが産まれるシステムについておさらいしましょう。色違いの判定には、SV(Shiny Value)という隠しパラメータが使われています。SVにはトレーナーのSVであるTSVと、各ポケモンのSVであるPSVがあり、これらの値が一致すると色違いのポケモンが産まれます。SVは4096通りあるので、色違いのポケモンが生まれる確率も1/4096ですね。両親の国籍が違ったり、[ひかるおまもり]をもっていたりすると確率は上がります。詳しい計算は以下のリンクをご覧ください。
どういうシステムなの?
以上の説明を読んでピンときた人もいると思いますが、タマゴの状態でそのポケモンのPSVがわかれば、そして、自分のTSVがわかっている人がたくさんいれば、理論上はタマゴから産まれるポケモンはどんなポケモンでも色違いにできます。
SV法には“KeyBV”法と“KeySAV法”の二つの方法があります。KeyBV法はバトルビデオをSDカードに保存してそれをパソコンでチェックします。KeySAV法はSDカードのセーブデータを直接チェックします。KeySAV法の方が楽ですが、DL版でしかできません。これらの詳しい方法については、この記事では説明しません。以下のリンクをご覧ください。ちなみに筆者は基本的にはパッケージ版を買っているのですが、2台めの3DSを買ったときについてきたYがダウンロード版だったので、KeySAV法が使えました。
自分のTSVとタマゴのPSVがわかったら、以下のSV共有シートを使い、目的のSVの人に連絡をとって孵化をお願いします。
【2015/12/01 追記】リンク先を更新しました。
タマゴを渡した後、相手の人にOパワーを使うのを忘れずに。筆者は厳選の延長で色違いにしているので、タマゴを5個ためる→レポートを書く→全部孵化して目的の個体があったらリセット、として、理想個体のタマゴだけを保存できるようにしています。これをしておけば、PSVをチェックするのが楽なだけでなく、英語ロムに送って英字NNをつける事もできます。タマゴを孵化するのが苦でない人はこちらの方法をオススメします。
SV法の唯一の欠点としては、親名が自分のTNにならないことですかね。こだわらない人にとっては問題がないかもしれませんが、気にする人はいるでしょうし、後から気軽にNNを変えられないのも少し不便です。逆に言うと、それさえ気にしなければ、非常に便利な方法だと思います。TSVがなかなか一致しないというのもなかなか面倒くさいところではありますが、C実数値最小まで粘るみたいな極端な厳選をしなければ、実戦級の個体を色違いにすることはそれほど難しくはありません。


筆者もSV法で、色違いのバシャーモとサーナイトを手に入れられました。バシャーモは、たまたまタマゴの状態の理想個体があったんで練習がてら孵化を頼んでみました。メガバシャーモの色違いがあまりカッコ良くはないというのは知っていたんですが、バシャーモの色違いはあまり見たことがありませんでした。ですが、実際に見てみるとカッコ良かったですね。サーナイトはちょうど欲しいなと思っていたところでしたし、サーナイトのメガシンカはレートでたくさん見て綺麗だということは知っていたので狙ってみました。実際に育ててみて、やはり綺麗でしたね。ご協力してくれた人には、この場を借りてお礼を言いたいです。ありがとうございました。
余談ですが、この2匹はどちらもめざパ理想個体なんですが、ORASリーグで色違いのポケモンが有効なめざパを使ってきたら、やはり訝しまれるものなのでしょうか? あるいは、「色違い=めざパは粘っていない」という印象をもたれるでしょうか? 筆者はまだORASリーグに潜っていないので、環境にどれくらい色違いのポケモンがいるのか体感していないんですよね。
おわりに
そんな感じで、今までほとんど興味のなかった色違いのポケモンを手に入れられるようになって、また新たな愛着をもてるようになりました。乱数調整で色違いのポケモンの希少性は薄れたとはいえ、やはり色違いのポケモンには魅力がありますね。


他に個人的にステキだなと思う色違いはマリルリやギルガルドですね。ただ、この2匹はすでに通常色の理想個体をもっているので、新たに厳選をする気にならないんですよね(笑)。最近は、色違いのポケモンのイラストを見ながら、使いたいポケモンを探しています。
最後にもう一つ余談ですが、筆者は今年いっぱいはレーティングに潜るつもりはありません。準伝説の厳選など、色々と個体を準備して、年明けから頑張ろうかなと思っています。