MacID

改めて便利な

 『iPhone 5s』から搭載され、最近の『iPhone 6』、『iPad』にも搭載されているAppleの指紋センサー“Touch ID”。買ったときからとにかく便利で使いまくっていました。『1Password』がTouch IDに対応したときはそれはもう大歓喜でしたしね。

 さて、少し前に「iPhoneのTouch IDでMacのロックを解除できる」アプリがちょっと話題になりました。そのときは「普通にキーボードでパスワード入力したほうが早いだろjk」と思っていたのですが、実際に使ってみるとメチャクチャ便利だったので紹介したいと思います。

MacとiPhoneだからできること

 この『MacID』は、先ほども紹介したとおり、iPhoneからMacのロックを解除できるようになるアプリです。有料アプリで、記事執筆時点では400円でした。筆者はキャンペーンで無料でゲットできました。まあ、それがあったから使ってみようと思ったんですけれどね(笑)。

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 iPhoneとMacの接続にはBluetooth LEを使います。まずはiPhone版をダウンロードして、Bluetoothを使えるようにしましょう。

 Mac版は公式サイトからダウンロードします。Bluetooth LEを使うので、だいたい2011年以降のMacでしか使えません。公式サイトに利用できるMacの一覧があるので、確認をしておきましょう。

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 起動すると、近くにあるiOSデバイスが表示されるので、使いたいものを選択します。

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 Macのログインパスワードを入力します。

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 Macでの登録が終わったらiPhoneに戻ります。先ほどのMacが登録されていますね。Macのオーディオの操作もこのアプリからできます。

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 ロックを解除したいMacを選択すると、Touch IDの入力を促されるので、ホームボタンを登録している指でタッチしましょう。これで、Macのロックが解除できます。一応、iPhoneのパスコードでもロックを解除できますが、逆に面倒くさいですね(笑)。

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 左にスワイプすると、直接Macのスリープを解除できる“WAKE”や、Macをロック状態にできる“LOCK”が選択できます。

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 Mac側の設定はメニューバーから行なえます。登録しているiOSデバイスがMacから離れると自動でロックする“Auto-lock when away from Mac”や、トラックパッドのパターンタップだけでロックが解除できるようになる“Tap to Unlock”、コピーしたテキストをiOSに送れる“Send copied text to iOS clipboard”など、便利な機能が使えます。

おわりに

 最初に書いたとおり、使う前はiPhoneからMacのロックを解除できても別に便利じゃないだろと思っていました。しかし、実際に使ってみると、片手がふさがっているときに楽にロックが解除できたり、布団の中からiMacのロックを解除できたりと、予想以上に使い勝手がよかったです。特に、筆者のようにものぐさな人にはピッタリのアプリだと思います。ぜひ、試してみてください。