いつでもどこでもMtG
『Magic: the Gathering』をネットで遊べるオンラインゲーム『Magic Online』(以下、MO)をご存知でしょうか?
構築もリミテッドもどちらも遊べて、特に人を集めるのが大変なドラフトなどを手軽に遊べるということで人気です。iPhoneやXboxで遊べる『マジック・デュエルズ』もありますが、やはり物足りませんよね。英語しか使えないのが珠にキズですが……。また、残念なことにこのMOはWindowsのクライアントしかないので、Macでは普通には遊べません。
以前、MacでWindows用のゲームを遊べる『CrossOver』を紹介しましたが、ネットゲームという性質もあり、MOはうまくインストールできませんでした。しかし、最近リアルのMtGの大会に参加できておらず、『マジック・オリジン』発売がされたところで遊びたかったこともあって、なんとかMacでMOを遊べないかと試行錯誤しました。
仮想マシンを構築するも……
筆者が自宅で使っているのは21.5インチの『iMac』です。
『Boot Camp』をしようかとも考えたのですが、MOやりながらWebブラウジングをしたり動画を見たりしようとした場合、一つディスプレーにはWindows、他のディスプレーにはMacという構成にしたかったので、少し高くつきますがWindowsの仮想環境の構築を試してみました。
Macにおける有名な仮想化ソフトには『VMware Fusion』がありますが、今回はネット上の評判などをいろいろと調べてみた結果、もう一つの有名な仮想化ソフト『Parallels Desktop』のほうを使うことにしました。
筆者がインストールしたときはバージョン10だったのですが、現時点では最新版としてバージョン11が販売されています。お値段は8500円。ただまあ、インストールの流れは変わっていないと思うので、簡単にですが紹介します。なお、購入してすぐアップデートがかかったので、後で無償アップデート権が貰えました。もう少し慣れてからアップデートする予定です。
アプリのインストール自体は、インストーラを起動するだけなのでラクチンです。
今回は新規インストールなので、イメージファイルからインストールします。
イメージファイルをドラッグアンドドロップするだけでオーケー。ここで、『Windows 10』をインストールすることにしました。だいぶ使いやすくなったと評判ですからね。
余っているライセンスはなかったので、Microsoftの公式ページでイメージファイルを手に入れて先にインストールを行ない、Windows内でライセンスを購入しようとしました。
しかし、この選択が失敗でした。これについては【その3】で説明することにします。
プロダクトキーの入力はもちろんできないので省略します。パッケージ版を購入した人はここで入力しておきましょう。
主な用途はゲームを選択。まあそれ以外に使う予定はあまりありませんからね。
構成は後から変えられますが、とりあえずメモリの使用量はMOの64bitの最小動作環境の4GBに減らしておきました。筆者の『iMac』のメモリは16GBなので、それの半分を使ってしまうのも微妙ですしね。
細かい設定が終わると、いよいよ『Windows 10』のインストールが始まります。
無事、起動しました。『Windows 10』を触るのは初めてだったのですが、操作はなんとかなりそうで安心しました。仮想化自体も、マウスの移し替えが少し面倒なくらいで、共通のキーボードショートカットや『Parallels Shared Folders』など便利な機能もあり、使っていくのが楽しみですね。
【その2】では実際にMOをインストールしていきます。