モデルチェンジ

 昨年の10月に、新しい『iMac』の発表と同じくして『Magic Trackpad 2』が発表されました。

 2010年に発売されて以来、長らくアップデートのなかった『Magic Trackpad』の新モデルということで、同時発売の『Magic Keyboard』とともに発表されてワクワクした人は多いのではないでしょうか。かく言う筆者もそのうちのひとりで、発売されて即購入しました。旧モデルは2台もっていて、普段Macを使うにあたって欠かせないインプットデバイスになっていましたし、昨年6月に新しい『MacBook』が発表されて感圧タッチトラックパッドが公開されたときから、これが採用されたトラックパッドをデスクトップで使いたいと思っていましたしね。以来、3ヵ月ほど使っていましたので、だいぶタイミングを逸した感はありますが、レビューしてみたいと思います。

とりあえず見てみよう

 公開するタイミングを逸した写真たちです。

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 パッケージです。

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 ガブちゃんも新モデルに興味津々のようです。

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 旧モデルの箱と比べてみました。本体同様、薄く横長くなっています。

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 横にスライドして取り出します。

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 かなり薄くなりましたね。

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 旧モデルと比べるとデザインの違いがはっきりわかります。本当にただの1枚の板といった感じがしますね。

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 背面には電源のスイッチと充電用のLightningポートがあります。旧モデルでは電源のオンオフが少しわかりづらかったのでこれはイイ変更だと思います。

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 付属品はLightningケーブルと簡単な説明書だけです。

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 ガブちゃんにはちょっと使えないんじゃないかな……(笑)。

使い心地とか

 3ヵ月ほど使ってみて、最初は高さが低くなったことで今まで使っていたリストレストが合わなくなったりクリック感がよくわからなかったりと使いにくい面が多かったのですが、慣れると全面同じように操作・クリックできるというメリットが圧倒的に勝るようになりました。旧モデルは位置によってクリック感が違いましたからね。実際に操作できる面積も、旧モデルよりも30パーセントほど増えているようです。マルチタッチも問題なく行なえ、純粋に使いやすくなった印象です。今まで『Magic Trackpad』を使ったことがなかった人にとっては、旧モデルとの比較がないので、スムーズに使えるのではないでしょうか。

 充電式になったのもかなりありがたいです。旧モデルは単3電池2本で、筆者は充電池を使っていたのですが、やはり交換するのは面倒でしたしね。充電はカタログスペックどおり、フル充電でだいたい1ヵ月くらい保つ感じです。

 ちなみに、感圧タッチトラックパッドの環境設定には“3本指のドラッグ”がなく、別の環境設定を確認する必要があります。詳しくは以下のエントリをご覧ください。

 ただ、この新しい『Magic Trackpad 2』、はっきり言って高いです。旧モデルが6000〜7000円だったのに対し、税抜きで1万4800円、税込みになると旧モデルの倍以上のお値段になります。マルチタッチで充電式とスペックが高くなっているとはいえ、さすがに高すぎます。他社のミドルクラスのゲーミングマウスを買えるお値段ですからね。Mac以外では使えませんし、慣れるのに時間もかかるので、特にMacをよく使う人じゃないと買いにくいのではないでしょうか。

おわりに

 そんな感じで、筆者にとってはとても満足のいく買い物となりました。旧モデルと同じく、右手にマウスを、左手にトラックパッドを置いて使っています。何年もこのスタイルで過ごしていますが、やはりこのスタイルは最高です。ぜひ試してみてください。

 また、Macのトラックパッドといえば、最強ユーティリティアプリ『BetterTouchTool』がありますが、これまで無料だったのが最近有料になりました。これについてもまた書きたいなと思います。

余談