二人零和有限確定完全情報ゲーム
将棋といえば、日本で最も有名と言っても過言ではないかもしれないボードゲームで、筆者もネットでプロの将棋を観戦したりハムスターと対局したりしています(笑)。先日のA級順位戦最終戦もニコ生で最後まで見ました。MtGやポケモンと違い、不確定な情報がない二人零和有限確定完全情報ゲームなので、きちんと考えるということが特に大事だと感じます。
で、その中でも特にハマっているのが詰将棋です。
最初は1手詰めから始めました。やはりド初心者だと、1手詰めでも結構解けない問題も多いのですが、なんとかある程度は解けるようになりました。
続いて3手詰めにも挑戦しました。こちらも難しかったのですが、解いていて楽しかったです。そして、解いてるうちに「あ、これは他のゲームに応用が効くな」と思うことがありました。
“勝手読み”をしない!
それは“勝手読み”をしにくくなるということです。勝手読みとは、元々は囲碁用語らしいのですが、自分勝手な読みで先の手を読んでしまうことのことです。当たり前ですが、それでは対人ゲームでは勝てません。相手はこちらにとって都合のいい行動をとってくれるわけではなく、相手は自分の利益が大きくなるような行動をしてきます。
詰将棋は、相手玉を詰ませばというものではなく、相手側の行動も考えなくてはいけません。そして、詰将棋のルールには「玉方(詰まされるほう)は最長になるように逃げる」というものがあります。攻める側だけではなく、受ける側も考えなければ正解にならないのです。詰将棋を解くということは、相手側の視点で最善の手筋を考えるということにつながります。これは、対戦ゲームをやる上では一番大事で、なおかつ一番重要なことなのではないでしょうか。これを一番簡単に学べるのは、詰将棋の3手詰めだと思います。
おわりに
詰将棋を始めたのは、MtGやポケモンなどに良い影響があればいいなと思ったからなのですが、思っていたのに近い結果が得られてよかったです。
ちなみに、次は森信雄先生の『最強の3手詰』を買おうかなと思っているのですが、浦野先生や高橋先生のと比べて難しいらしいので、もうちょっと今もっているものをスムーズに解けるようになってから手を出そうと思っています。