今年もまたやってきた
Appleファンにとって、6月といえば『WWDC』の時期です。毎年、この季節になると新しいOSの発表にワクワクする人も多いかと思います。特に今年は、新しい『MacBook Pro』や『Thunderbolt Display』の噂もあり、筆者も楽しみにしていました。まあ、これを読んでいる人はもうご存知かと思いますが、発表はされなかったんですが……(笑)。『WWDC』は本来、ソフトウェアの発表の場ですからね。そんな今年の『WWDC』のKeynoteを、まったりと振り返りたいと思います。
いよいよ実用的になってきた? 『watchOS 3』
watchOSは『watchOS 3』になりました。Apple Watchが世に出てもう1 年経ったということですが、市民権を得たとは言えません。そんな中、スペック強化や“Dock”などの追加によるインターフェース向上などがメインのOSのアップデートは、「買ったけど……」という人を引き戻すきっかけになるかもしれません。新機能で新規購買層を開拓するのは難しそうなので、まずはちょっとでも使って貰えるように、といったところなのでしょうか。ちなみに筆者は相変わらず買う予定はありません(笑)。
“OS X”改め『macOS Sierra』
かねてから噂されていたとおり、“OS X”は“macOS”へと生まれ変わりました。まあKeynoteにもあったとおり、iOS、tvOS、watchOSときてOS Xという並びは変でしたからね。『Windows 10』を反面教師にして、OSのアップデートで(特にUIなどで)変わるところをだんだんと少なくしていっている気もします。『Siri』が使えるようになったり、クリップボードがiOSで共用できるようになったり、Apple Watchでログインできるようになったりする『macOS Sierra』は今秋登場とのことです。新しいファイルシステムも導入されるらしいですし、楽しみですね。
「史上最大のアップデート?」な『iOS 10』
『iOS 10』も発表されました。いつもどおり、秋の新しいiPhone発売に合わせてリリースされます。“10”に引っ掛けて新機能を10個紹介していて、目を通したはずなんですが、ほとんど覚えていません……(笑)。Keynoteがあった朝、Twitterのタイムラインを見て、『iMessage』の新機能を紹介しているタイミングでお通夜状態になってて「あっ(察し」ってなってしまいました。ここしばらく、サードパーティのアプリの機能を取り入れる傾向が強かったAppleですが、ここに来て一気に加速したように思えますし、今回の『iMessage』はその象徴のような気がします。ただ、Androidにも開放されたのはいいことだと思います。日本だともう『LINE』が強すぎて厳しいかもしれませんが、iOSユーザ率は高いはずですし、これからシェアを伸ばすかもしれません。
おわりに
とまあそんな感じで、無責任にポジティブだったりネガティブだったりな感想をつらつらと書いてみましたが、まあ、言うだけならタダですし(笑)。それなりに楽しみにしながら秋を待ちたいと思います。