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使えない子

 最近『ファイナルファンタジーX』を再プレイしていたのですが、キマリの育て方に苦慮していました。

 ご存知かどうかは知りませんが、FFXのキマリといえば使えない子として有名です。確かに、オーバードライブの性能が酷すぎて、クリア後のモンスター訓練所では二軍落ち待ったなしです。が、ストーリー攻略に関して言えば、スフィア盤の動かし方を工夫すれば後半の最強キャラとなってくれるのです。今回はその育て方を紹介したいと思います。

鍵は“我慢”

 まずはキマリエリアを反時計回りに進め、リュックエリアに侵入します。ちょうどLv.1キースフィアを入手できるタイミングでリュックエリアの入口に到着します。“盗む”と“使う”を覚えたら、その位置でストップします。ジョゼ街道で“サイレントマイン”や“石化手榴弾”、雷平原で“月のカーテン”や“光のカーテン”を盗んだりとやることには困りません。リュックエリアの入口近くのHPスフィアを発動してもいいかもしれません。ジョゼ寺院前では“魔法攻撃+20%”の“ハルバート”を貰っておきましょう。Lv.2キースフィアはスフィアマナージュが落としますが、そこまでに10〜15程度スフィアレベルが溜まっていると思います。

 スフィアマナージュを倒したら、ストップしていた位置からLv.2キースフィアを使ってユウナエリアに侵入し、逆走します。“デスペル”や“リフレク”といった便利なアビリティを、シナリオの想定よりも早い段階から獲得できます。また、ちょうどユウナが離脱する頃に“ケアルラ”が使えるようになり、回復役として活躍します。ボス戦も楽になり、エフレイエはスロウを相手にかけたあとリフレクもかければヘイストをエフレイエ自身に使えなくなり楽勝になりますし、シーモア:終異体もリフレク解除手段が限られているので、ヘイストを諦めればリフレクだけで完封できます(ヘイストもかけると“デスペラード”される)。

 そして大事なのは、ビーカネル砂漠で“テレポスフィア”を取り忘れないことです。ナギ平原に着いたら、テレポスフィアを使いワッカルートの“ドレイン”の位置まで移動し、ドレインを覚えさせます。ビランとエンケ戦はドレイン連打で楽勝です。Lv.3キースフィアを盗むのを忘れないようにしましょう。

 Lv.3キースフィアが手に入ったら、ドレインの位置からルールールートの最終盤に侵入します。するとシナリオ中の最強魔法“フレア”が使えるようになり、全キャラ中最速でカンストダメージを叩き出せるようになります。あとはフレアで大暴れするだけです。MPの消費は“竜剣”でカバーしましょう。“黒魔法スフィア”が余っているなら“アスピラ”を覚えさせてもいいかもしれません。今回のルートだと、最終的には魔力はルールーとユウナを抑えてトップになります。そのぶんHPは低くなり、見た目に反した「華奢な魔法使い」というキャラクターになってしまいますが……(笑)。

おわりに

 というわけで、幾度の育成失敗を経てなんとか確立したキマリ育成論です。これならラスボス戦までメイン戦力としてキマリを使うことができます。ぜひ参考にしてみてください。

 ま、結局クリア後は二軍落ちなんですけどね(笑)。せめて“サンシャイン”が多段攻撃だったら……と悔やまずにはいられません。筆者が悔やんでも仕方がないんですけれどね(笑)。