帰ってきた『狼と香辛料』18巻
ホロとロレンスが帰ってきました。掛け合いのおもしろさは健在ですし、年月を重ねた2人のやりとりは温かいです。続編のはずなのに「旅の余白」の導入にはビックリしましたが……(笑)。「狼と泥まみれの送り狼」もおもしろかったです。結局のところ、世の中の大半の雄は薄幸そうなか弱い娘が好きなのです。セリムかわいいよセリム。
そして最後の「羊皮紙と悪戯書き」を読むと……?
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ホロとロレンスが帰ってきました。掛け合いのおもしろさは健在ですし、年月を重ねた2人のやりとりは温かいです。続編のはずなのに「旅の余白」の導入にはビックリしましたが……(笑)。「狼と泥まみれの送り狼」もおもしろかったです。結局のところ、世の中の大半の雄は薄幸そうなか弱い娘が好きなのです。セリムかわいいよセリム。
そして最後の「羊皮紙と悪戯書き」を読むと……?
短編集2作目。美九を封印したあたりの話がメインです。1巻のときも書いたんですが、富士見書房らしさ前回の日常の話が満載。折紙が暴走していてちょっと不憫な立場なのが、折紙が好きな自分としては少し悲しかったです。占いを信じてちょっと暴走しちゃう狂三はかわいかったですね。
ちなみに、この本は一度去年の今頃に読んでいたのですが、今回感想を書くにあたってまったく内容を覚えていなかった上に感想のメモみたいなものも残っていなかったので改めて読みなおしました。内容をほとんど覚えていなかったので、2回楽しめておトクでしたが(笑)。
『甘城ブリリアントパーク』の3巻を読みました。
以前2巻の感想を書いたときは“あまぎぶりりあんとぱーく”でGoogle日本語入力で予測変換してくれなかった(とくに“あまぎ”の部分)んですが、アニメ化効果なのか変換できるようになっていて助かりますね(笑)。
約1年ぶりに刊行されたこのシリーズ。今回は第3層が攻略の舞台となります。とは言いつつ、話のメインは黒エルフのキズメルとのキャンペーン・クエストがメインです。いやしかしこのキズメルがかわいいんですよ……。
ともあれそんな感じでいつものごとくバトったりキリトさんがラッキースケベ展開を引き起こしたりするわけですが、始まったキャンペーン・クエストは第9層まで続きますし、ギルドに関するあれこれも始まり、謎が残るなど、このシリーズの中でも話を広げていく気満々ですね。てっきり、“長めの短編”みたいな感じでサクッと進めていくのかと思っていました。着地点がどこに向かうのかはわかりませんが(本編につながる形で終わる?)、どのように風呂敷が畳まれるのかは楽しみでもあります。
前巻の終わり方からもう物語の終りが近いということはうすうす気づいていましたが、一気にクライマックス、最終章となりました。さすがに長期シリーズということで登場人物の思惑が絡まりあいまくっていて、特に佐藤と金城の複雑な感情というものは、読んでいてこっちの精神状態が不安定になるような危うさみたいなものがありました。そのへんを全て最終的に半額弁当争奪戦に集約し、そして解決まで持っていってしまういい意味でのこの作品ならではの強引さもあり、非常に楽しく、そして感慨深く読めました。
大オチには少しもどかしさもありますが、もう1冊、エピローグ集のようなものが出るようなので、そちらに期待です。というか、この巻のエピローグは要らなかったんじゃないかなぁ……という気がしています。