読書

コンピュータ将棋とプロ棋士の関係に迫った『不屈の棋士』を読んだ


via aotaro

デリケートな話題に切り込む

 筆者は『電王戦』がキッカケで将棋を見るようになった、いわゆる“観る将”で、去年は『電王戦』の大盤解説会にも行きました。

 さて、『電王戦』の影響もあり、将棋界にもコンピュータソフトの影響が大きくなっているそうです。そういった話題はデリケートらしく、あまりおおっぴらに語られることはないようです。そんな中、1冊の本が刊行されました。大川慎太郎さんの『不屈の棋士』です。

不屈の棋士 (講談社現代新書)
大川 慎太郎
講談社
2016-07-20

 “棋士”と“コンピュータ将棋ソフト”に内容を絞った、世間的にも注目度の高そうな1冊です。筆者は詰将棋以外の棋書はもっていないのですが、この本についてはテーマからしておもしろそうだったので買ってみました。ちなみに、噂によると著者の大川慎太郎さんは、とつげき東北さんの『科学する麻雀』の編集者だったそうです。あれは画期的でしたよね。筆者も大学の図書館で借りて読みました(笑)。

最強棋士・羽生善治と将棋ソフト

いろんなゲームの考えかたの基本を学べるのは“詰将棋”かも!?


via aotaro

二人零和有限確定完全情報ゲーム

 将棋といえば、日本で最も有名と言っても過言ではないかもしれないボードゲームで、筆者もネットでプロの将棋を観戦したりハムスターと対局したりしています(笑)。先日のA級順位戦最終戦もニコ生で最後まで見ました。MtGやポケモンと違い、不確定な情報がない二人零和有限確定完全情報ゲームなので、きちんと考えるということが特に大事だと感じます。

 で、その中でも特にハマっているのが詰将棋です。

1手詰ハンドブック
浦野 真彦
毎日コミュニケーションズ
2009-11-25

 最初は1手詰めから始めました。やはりド初心者だと、1手詰めでも結構解けない問題も多いのですが、なんとかある程度は解けるようになりました。

3手詰ハンドブック
浦野 真彦
浅川書房
2011-09
3手詰ハンドブック〈2〉
浦野 真彦
浅川書房
2013-05

 続いて3手詰めにも挑戦しました。こちらも難しかったのですが、解いていて楽しかったです。そして、解いてるうちに「あ、これは他のゲームに応用が効くな」と思うことがありました。

“勝手読み”をしない!

『モバイルデザインパターン(第2版)』でアプリUIの勉強をした

勉強のために

 このブログではよくiOSやAndroidのアプリを紹介しています。光栄なことに沢山の人に読んでいただいています。ただ、どういったアプリが使いやすいのか、使いやすいUIとはどういったものなのか、ユーザーのことを考えた機能とはどういったものなのか、といったアプリの本質的な話は自己経験に基づいていて、もっと体系的な知識が欲しいなと思っていました。ウェブ上でUXについていろいろ調べたりしても、1回で覚えられるわけではないですし、何度も確認できる資料があればなぁと思っていました。

 そこで、アメリカのUXコンサルタントのTheresa Neilさん (@theresaneil) の著作で、アプリ開発者でありUIデザイナーの深津貴之さん (@fladdict) が監訳の『モバイルデザインパターン』で勉強してみることにしました。

英語のアプリが大半だけど

スティーブ・ジョブズの伝記を読んだよ


via Micky.!

Apple信者の端くれとして

 筆者はApple社のことがそこそこ好きです。生まれてはじめて買ったミュージックプレイヤーは『iPod mini』ですし(未だに手元にあります)、今使ってるパソコンは『MacBook』で、作業に使っているのも『iMac』です。ここ最近のAppleの発表は夜中まで頑張って起きてリアルタイムで追っているのは過去の記事を読んでもらえれば分かりますよね。

 しかし、だからといってApple信者というわけでもなく、使っている携帯は『Xperia acro HD』ですし、『MBP Retina』を手放しに褒めることはなかったですし、『iOS6』のマップが出たときには散々笑っておきました。そもそも、どのラインから「信者」になるのかよく分かりませんしね。てゆーか、Macを気にしだしたのもここ1年くらいですし。

 とまあそんなにわかAppleファンな筆者ですが、最近知人にスティーブ・ジョブズの伝記を借りました。一周忌も終わり、読んでおこうかなーと思ったのです。という訳で今回は、そんな読書の記録です。

ぶっとんでる1巻